靖国神社への参拝巡り賛成派と反対派が集会

靖国神社への参拝巡り賛成派と反対派が集会
終戦の日の15日、全国各地で戦争で亡くなった人を悼み、平和について考える集会などが開かれました。

参拝に賛成する集会 「憲法改正を」

このうち、東京 千代田区の靖国神社では、総理大臣や閣僚に参拝を求める団体が集会を開き、主催者の発表でおよそ1500人が参加しました。

このなかで、自衛隊の元最高幹部で、「英霊にこたえる会」の会長を務める寺島泰三さんが、「平成からの積み残しで最大の課題は憲法改正にあると思う。占領軍に押しつけられた現憲法を国民みずからの手で改めなければ、日本精神の復興・回復もなしと言わざるをえない」と述べました。

そして正午にあわせ、参加者全員で黙とうをささげました。

川崎市から参加した50歳の自営業の男性は、「日本のことを思って戦争に行って亡くなった方に感謝の気持ちを伝えたくて、初めて8月15日に来ました。国際社会でも軍隊を持つのは当たり前なので憲法では自衛隊を明記することが必要だと思う」と話していました。

参拝に反対する集会 「憲法を守り、平和の道を」

一方、東京 千代田区では閣僚らによる靖国神社の参拝に反対している「平和遺族会全国連絡会」が集会を開き、初めに「憲法を守り、武力によらない平和の道を歩もう」などと呼びかけました。

続いて、参加したおよそ100人全員が1分間、静かに目を閉じて先の大戦で亡くなった人たちを悼みました。

集会に参加した74歳の男性は、「父が戦死し、戦争とは何なのか、考え続けてきた。A級戦犯まで合祀されている靖国神社を国を代表する人たちが参拝することは遺族として許せない」と話していました。

83歳の女性は、「靖国神社に多くの人が訪れる様子を見ると時代が逆戻りしているように感じる。戦争を起こすのもやめるのも人間だから、そのことを一人一人が自覚しないといけないと思う」と話していました。

72歳の女性は、「戦争を知らない世代だが、これからもずっと戦争が起こらない“戦後”が続いてほしい」と話していました。