イスラム教礼拝所銃撃事件 被告の手紙ネットに投稿

イスラム教礼拝所銃撃事件 被告の手紙ネットに投稿
ことし3月、ニュージーランドでイスラム教の礼拝所が襲撃された事件で、殺人などの罪に問われている男が、勾留されている施設から外部に送った手紙がインターネット上に投稿されていたことが分かり、ニュージーランド政府は、事件の関係者に精神的苦痛を与えたとして謝罪しました。
ニュージーランド南部のクライストチャーチでことし3月、2か所のモスクが銃撃された事件では、オーストラリア人のブレントン・タラント被告(28)が、51人に対する殺人やテロ行為など合わせて92件の罪に問われています。

地元メディアによりますと、ロシアに住む人物が、勾留されているタラント被告に手紙を送ったところ、被告本人が先月書いた返信が届いたとして、タラント被告の手紙をインターネット上に投稿したということです。

投稿された手紙には、過激な白人至上主義思想を持っているとされる被告の政治や社会に対する考えなどがつづられていたということです。

これについて、ニュージーランドの矯正当局は14日、声明を発表し、タラント被告の手紙の発送を認めるべきではなかったとの認識を示し、「事件の関係者に精神的苦痛を与えたことを謝罪します」と陳謝しました。

また、アーダーン首相も「被告は憎しみの思想を世界に広げようとしている。そのような行為を止められるようにしなければならない」と述べ、再発防止に努める考えを強調しました。