イタリア 崩落した高速道路の高架橋 25年間保全されず

イタリア北部で去年8月、高速道路の高架橋が崩落し43人が死亡した事故から1年がたち、原因を調べている検察は高架橋の一部は25年にわたって保全されていなかったことを明らかにしました。
イタリア北部のジェノバで去年8月、高速道路の高架橋の一部がおよそ200メートルにわたって崩落し、走行していた多くの車が巻き込まれて43人が死亡しました。

事故から1年になるのに合わせて14日、現場近くで追悼式典が開かれ犠牲者の遺族や政府関係者が参列して黙とうをささげました。崩落した高架橋は1960年代に建設され、これまでも老朽化による危険性がたびたび指摘されていましたが、事故原因を調べている検察は、崩落した橋の一部は25年にわたって保全されていなかったことを明らかにしました。

一方、高速道路を管理する会社は「定期点検をして高架橋は安全だった」として事故の責任はないと主張しています。

崩落した高架橋はイタリア北部とフランス南部を結ぶ幹線道路にかかり、この地域の物流を支えていて早期の復旧が期待されています。しかし、作業は当初の予定より遅れていて、ことし6月下旬にようやく残骸の撤去が終わり、来年4月の完成をめざして新たな橋の建設が進められているということです。