愛知 国際芸術祭 慰安婦少女像の展示中止で作家の辞退相次ぐ

愛知 国際芸術祭 慰安婦少女像の展示中止で作家の辞退相次ぐ
愛知県で開かれている国際芸術祭、「あいちトリエンナーレ」で慰安婦問題を象徴する少女像などの展示が中止されたことを受け、14日までに合わせて12の作家が展示の辞退を申し出たことが分かりました。
今月1日から愛知県で開かれている国際芸術祭、「あいちトリエンナーレ」では、慰安婦問題を象徴する少女像などの展示コーナーが、テロ予告や脅迫ともとれる電話などが相次いたため、開幕から3日で中止になりました。これを受けて、芸術祭に出展していた韓国の2人の作家は、その日のうちに抗議の意を示すためとしてみずからの作品の展示を取りやめました。

芸術祭の事務局によりますと、その後、取材結果をアニメなどで表現するアメリカの非営利の報道機関も展示の辞退を申し出て、今月10日から展示が取りやめられたということです。

さらに、ヨーロッパや中南米の作家9人からも辞退の連絡が寄せられているということで、この中には、芸術祭のポスターに使われたピエロの作品や、開幕式の会場の背景になった作品など芸術祭を代表するような作品も含まれています。これによって、14日までに合わせて12の作家が展示の辞退を申し出たことになります。

また、事務局によりますと、芸術祭の企画アドバイザーを務める、作家で批評家の東浩紀さんが辞任を申し出たということで、影響が広がっています。

事務局では作家の意思を確認しながら今後の展示の在り方を検討するとしています。