香港の抗議活動 日本企業への影響広がる

香港の抗議活動 日本企業への影響広がる
香港で続いている抗議活動の影響は現地に進出している日本企業にも広がっています。
香港でカレーチェーンの「CoCo壱番屋」を9店舗展開している壱番屋によりますと、大規模な抗議活動の影響で、このところ売り上げが落ち込んでいるということです。これは地下鉄の運行が止まって客の来店が難しくなっていることに加えて、従業員の安全を確保するため、一部の店舗で営業できない事態が相次いでいるためだとしています。

今週に入って、抗議活動が激しさを増していることから会社では、「事態を見守ることしかできないが、早く収束してほしい」と話しています。

香港で61店舗を展開している大手牛丼チェーン「吉野家」も大規模なデモが行われた付近の店舗で営業できない事態が相次いだことから先月の売り上げが去年の同じ月と比べて、1割以上落ち込んだことが明らかになっています。

食品見本市 参加キャンセルも

香港では、15日から17日まで食品や酒などを扱う大規模な国際見本市が開かれ、日本からもジェトロ=日本貿易振興機構の呼びかけで100を超える企業が参加する予定でした。

ジェトロによりますと、見本市は予定どおり行われますが、参加を計画していた日本企業の中からは香港で抗議活動が激しさを増しているため従業員の安全などを考慮して、キャンセルも出ているということです。

ジェトロは、この見本市の参加者に対して現地の領事館が出す治安に関する情報を会場で提供するなどして、十分に注意するよう呼びかけることにしています。

ジェトロは、「キャンセルは残念だが会社の判断なのでやむをえない。香港はビジネスで有望な市場なので、治安情報をしっかり提供し、商談が進むよう後押ししたい」と話しています。