日本で初めて動力飛行した複葉機が里帰り 所沢

日本で初めて動力飛行した複葉機が里帰り 所沢
日本の航空発祥の地と言われる埼玉県所沢市で、100年以上前に日本で初めて動力機による飛行に成功したフランス製の飛行機が展示され、多くの人たちが訪れています。
展示されているのは、「アンリ・ファルマン機」と呼ばれるフランス製の飛行機です。

「アンリ・ファルマン機」は、109年前の明治43年に当時、東京・代々木にあった旧日本軍の演習場で、日本で初めてとなる動力機による飛行を行いました。

翌年の明治44年には、日本で最初に開設された所沢市の飛行場でも飛び、終戦時に機体がアメリカに渡されるまで、市内で保管されていたということです。

今回は74年ぶりに所沢に戻っての展示となり、会場の所沢航空発祥記念館には、操縦席やプロペラなど当時のままの姿を見ようと多くの人たちが訪れています。

会場では、所沢市での飛行の様子を捉えた写真や、昭和35年に日本に機体が返還された際の様子を撮影した映像も見ることができます。

岐阜県から訪れた19歳の男性は、「空を飛ぶことが当たり前ではない時代にこの飛行機で飛行に成功したパイロットの勇敢さに感心しました」と話していました。

所沢航空発祥記念館の谷本嗣英副館長は、「日本の飛行の原点になった機体を多くの人に見てもらい、進歩を続ける飛行機の技術に興味を持ってほしいです」と話しています。

「アンリ・ファルマン機」は、来年6月ごろまで展示されています。