中国 先月の工業生産 17年ぶりの低水準

中国 先月の工業生産 17年ぶりの低水準
中国の先月の工業生産は新車の販売台数の落ち込みなどから、前の年と比べた伸び率が17年ぶりの低い水準にとどまりました。
中国国家統計局が14日、発表した先月の工業生産は去年の同じ月と比べた伸び率が4.8%と前の月を1.5ポイント下回りました。

伸び率の鈍化は2か月ぶりで単月としては2002年2月以来、17年5か月ぶりの低い水準となりました。

業種別では新車販売の大幅な減少が続く自動車産業が4.4%のマイナスとなったほか、アメリカから高い関税を上乗せされている紡績業も1.2%の伸びにとどまるなど、国内の消費の減速やアメリカとの貿易摩擦の影響を受けた形となっています。

また、同時に発表された消費の水準を示す小売売上の総額も先月は去年の同じ月に比べて7.6%の増加と、前の月よりも伸び率が、2.2ポイント縮小したほか、インフラや生産設備など固定資産への投資も伸び率が縮小していて、主要な指標がそろって鈍化しました。

記者会見した中国国家統計局の劉愛華報道官は「景気の下押し圧力は強まっているが、政府が取っている一連の対策が、徐々に効果を現している」と述べ、企業向けの減税など景気対策によって、今後、景気が持ち直すという見通しを示しました。