米中外交トップが会談 混乱続く香港情勢も議題か

米中外交トップが会談 混乱続く香港情勢も議題か
アメリカのポンペイオ国務長官と中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員がニューヨークで会談を行いました。詳細は明らかになっていませんが、混乱が続く香港情勢をめぐり、それぞれの異なる立場を伝えたものとみられます。
アメリカ国務省や中国外務省によりますと、ポンペイオ国務長官と楊潔※チ政治局委員は13日、ニューヨークで会談を行いました。

会談の具体的な内容は明らかになっていませんが、香港をめぐる情勢についてアメリカ国務省はNHKのこれまでの取材に対して「香港に高度の自治権の行使を認めた中国とイギリスの共同声明と基本法を順守するよう中国に求める。われわれは暴力を非難し、すべての当事者に自制を求めるが、香港における表現の自由、平和的な集会の自由に対する支持に揺らぎはない」と述べていて、会談でポンペイオ長官はこうしたアメリカの立場を中国側に伝え、慎重な対応を求めたものとみられます。

一方、香港情勢をめぐり中国政府は、アメリカの政治家が、抗議活動を背後であおっているといった指摘を再三繰り返し、中国の内政への干渉をやめるよう求めていて、楊政治局委員は会談でもこうした中国政府の立場を伝えたものとみられます。

香港情勢をめぐるアメリカ、中国双方の立場や主張は異なっていて、今後、激化する貿易摩擦に加えて新たな争点につながる可能性もあります。

※「チ」は、竹かんむりに褫のつくり