台風縦断か 大雨・暴風・高波・高潮 警戒ポイントは

台風縦断か 大雨・暴風・高波・高潮 警戒ポイントは
今回の台風10号は、降り始めからの雨の量が多いところで1000ミリを超える見込みで、瀬戸内地方など、ふだん、雨が比較的少なく災害に弱い地域でも「大雨」となるおそれがあります。さらに、「暴風」「高波」「高潮」にも警戒が必要です。

土砂災害・川の氾濫に警戒

14日以降は、台風本体の発達した雨雲がかかり続ける見込みです。

特に警戒が必要なのは、「土砂災害」と「川の氾濫」です。いまのうちにハザードマップなどで周辺で危険がある場所や避難場所などを確認してください。

山の斜面や川のそばなど、▽土砂災害や洪水の危険性が高い場所に住んでいる人や、▽高齢者や子ども、それに障害がある人など、避難に時間のかかる人がいる家庭では、自治体の避難の情報に注意し早めの避難を心がけて下さい。

自治体からの避難の情報がなくても、事態が悪化する前に自主的に安全な場所に移動しておくことも大切です。台風や大雨のたびに水田や水路の様子を見に行って流され、亡くなる人があとを絶ちません。雨や風が強まった時は非常に危険で、水田や水路には絶対近づかないようにして下さい。

太平洋側中心に猛烈な風

台風10号は、15日にかけて西日本の太平洋側を中心に猛烈な風が吹くところがある見込みです。

最大風速は
▽四国で30メートル
▽九州南部で27メートル
最大瞬間風速は40メートルから45メートルと予想されています。

最大風速が30メートル以上では樹木や電柱、ブロック塀などが倒れるおそれがあるほか、走行中のトラックが横転するおそれがあります。

屋外での行動は極めて危険です。雨戸を閉めたり、飛ばされやすいものを屋内に入れたりする対策は台風が接近する前に済ませて下さい。

そして、台風の暴風域に入る前に安全な場所に移動し、暴風域に入ったあとは、不要不急の外出は控えるようにしてください。

波の高さ9~10メートルに

今回の台風、沿岸でも警戒が必要です。

海上は大しけとなっていて、15日にかけての波の高さは
▽四国で10メートル
▽九州や近畿、東海で9メートルと猛烈なしけが予想されています。

高潮のおそれ

さらに警戒が必要なのが高潮です。

13日に記者会見を行った気象庁の予報官は、「台風が接近通過するタイミングでは、大潮の時期にあたるため平常時の潮位が高く、台風の接近に伴って高潮のおそれがある」と警戒を呼びかけています。

高潮は、台風で海面が吸い上げられたり、沖合からの強い風で海水が吹き寄せられたりして潮位が上がり、大量の海水が一気に沿岸部に押し寄せます。今は潮位が高い大潮の時期で、起きやすくなっています。

西日本の沿岸を中心に、満潮時刻を事前に確認するなど備えを進めておいてください。