コロンビア政府 ベネズエラ難民の子に国籍を

政治的な混乱が続く南米のベネズエラでは、これまでに400万人を超える難民が周辺国に流出し、移住した先の国で出産するケースも相次いでいます。こうした事態を受けて、ベネズエラと国境を接するコロンビアは、今月20日から、国内で生まれた難民の子どもに国籍を与えることを決めました。
南米のベネズエラでは、中国やロシアの支援を受けて独裁を続けるマドゥーロ大統領とアメリカの支援を受けて暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長が対立し、国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。

国連によりますと、これまでに400万人が国外に流出していて、このままのペースでいくと、年末までに500万人がベネズエラ国外に流出する見通しです。

こうした中、移住した先で難民が出産するケースも相次いでいますが、ベネズエラ国籍のままだと学校教育を十分に受けられないなど生活に支障が出ていました。

このため、これまでに100万人を超えるベネズエラ難民を受け入れているコロンビア政府は、今月20日から、コロンビア国内で生まれたベネズエラの子どもに国籍を与えることを決めました。

ベネズエラと国境を接するコロンビアでは、この1年だけで、ベネズエラ難民を両親に持つ子どもが2万4000人以上誕生しているということで、国籍の取得により、生活状況の改善が期待されます。