はしか 去年の3倍に急増 WHOが注意喚起

はしか 去年の3倍に急増 WHOが注意喚起
WHO=世界保健機関は、ことしに入って世界全体ではしかの患者が去年の同じ時期の3倍近くに達したと発表し、はしかの感染が世界的に急増しているとして、ワクチンの接種を徹底するよう呼びかけています。
WHOは12日、ことし1月から先月までの7か月間の推計で、はしかの患者数が世界182か国で36万4800人余りにのぼったと発表しました。

これは、去年の同じ時期の3倍近くに達していて、特に、予防接種を受けたことがない大人や若者などが多い国で流行が広がっているということです。

地域別では、医療体制が整っていないアフリカで去年の同じ時期の9倍にのぼっているほか、東アジアや東南アジアなどの西太平洋地域で2.3倍になっています。

また、アメリカでも過去25年間で患者が最も多く、ワクチン接種が普及しているヨーロッパでも前の年を上回る9万人近い患者が報告されているということです。

WHOは、「地域や年齢層によって、ワクチンを受けている人と受けていない人がいるため、ワクチン接種率が高い国でも流行が広がっている」と分析しています。

WHOは、はしかの流行を防ぐには、その国や地域の95%の人がワクチンを接種する必要があり、感染を予防するため、ワクチンの接種を徹底するよう呼びかけています。