イラン高官「英側がタンカー解放に前向き」 拘束1か月余

イラン高官「英側がタンカー解放に前向き」 拘束1か月余
先月、地中海と大西洋を結ぶジブラルタル海峡で、イギリス領の自治政府がイランのタンカーを拿捕(だほ)し、1か月余りにわたって拘束していることについて、イランの海事当局の高官は「イギリス側が解放に前向きな考えを示している」と明らかにしました。イギリスとイランの間の緊張の緩和につながるか注目されます。
イランの国営通信は13日、「イギリス側がタンカーの解放に前向きな考えを示していて、解放に向けて文書をやり取りしている」とするイランの海事当局の高官の話を伝えました。

そのうえで、高官は「近い将来、問題が解決され、タンカーがイラン国旗を掲げて航行できるようになることを望む」と述べ、早期解放を訴えました。

一方、タンカーを拿捕したイギリス領ジブラルタルの当局は「われわれは事態を鎮静化させようと努力している」とするコメントを出しましたが、解放については具体的には触れていません。

ヨーロッパ大陸のイベリア半島の南端にあるイギリス領ジブラルタルの自治政府は、先月4日、EU=ヨーロッパ連合の制裁に反して原油をシリアに輸送しようとしたとして、ジブラルタル海峡でイランのタンカーを拿捕し、拘束は1か月余りに及んでいます。

拿捕のあと、今度はイランがペルシャ湾でイギリス船籍のタンカーを拿捕するなど、両国の緊張が一気に高まっただけに、事態の打開につながるか注目されます。