ロシア 軍施設での爆発 放射線量最大で16倍に上昇 気象当局

ロシア 軍施設での爆発 放射線量最大で16倍に上昇 気象当局
ロシア北西部にある軍の施設で今月8日に起きた爆発について、ロシアの気象当局は、当時現場周辺で、放射線量が16倍に上昇したとする観測結果を公表しました。
ロシア、アルハンゲリスク州で8日起きた爆発に関してロシアの気象当局は、当時周辺にあった8つの測定ポイントのうち6つで、通常の4倍から16倍に放射線量が上昇し、最大では1時間当たり1.78マイクロシーベルトを計測したという観測結果を13日までに公表しました。

また国営のタス通信は、爆発のあった現場に近い都市、セベロドビンスクでは、放射線量がおよそ30分にわたって、許容限度とする1時間当たり0.6マイクロシーベルトのおよそ3倍の、2マイクロシーベルトまで上昇したとする行政府の責任者の話を伝えています。

この爆発をめぐっては、アメリカのトランプ大統領がアメリカ軍などがコードネームで「スカイフォール」と呼ぶ、原子力を動力源とする最新の巡航ミサイル「ブレベストニク」の実験の失敗によるものだったとの認識を示しています。

今回の爆発は、ロシアがアメリカに対抗して最新兵器の開発に力を入れるなかで起きましたが、ロシア政府は詳しい内容を公表していません。

ロシア大統領府「ロシア国民の安全を保証」

ロシア大統領府のペスコフ報道官は13日、北西部にある軍の施設で爆発があり、周辺で一時、放射線量が上昇したことに関連して「関係するすべての機関ができうることをすべて行って、ロシア国民の安全を保証している」と述べ、事態は落ち着いていると強調しました。

一方、アメリカのトランプ大統領がツイッターで、アメリカはロシアと同様の、さらに進んだ技術を持っていると指摘したことについては、「われわれの大統領が何度も言っているように、この分野ではロシアはほかの国が到達しうるレベルを大幅に上回っており、唯一無二のものだ」と述べ、アメリカに対抗するため最新兵器の開発を進める姿勢を示しました。