ボルダリング女子 野口啓代が2大会連続の銀 世界選手権

ボルダリング女子 野口啓代が2大会連続の銀 世界選手権
東京 八王子で開かれているスポーツクライミングの世界選手権、ボルダリング女子で野口啓代選手が2大会連続の銀メダルを獲得しました。
スポーツクライミングの世界選手権は、ボルダリング、リード、スピードのそれぞれの種目のほか、オリンピックで実施される3種目の総合成績を争う複合が行われ、複合で7位以内に入った日本勢トップの選手は東京オリンピックの日本代表に内定します。

13日はボルダリング女子の決勝が行われ、決勝に臨んだ6人のうち日本選手が3人を占めました。

このうち、世界選手権は今回が最後の出場と明言している30歳の野口選手が、4つの壁のうち2つを最後まで登りきって2位に入り、銀メダルを獲得しました。

野口選手は苦手とする傾斜の緩い壁などに苦しみましたが、持ち味である体の柔軟性やホールドを持つ指先の力強さを要する壁で実力を発揮しました。

野口選手は去年の大会に続き2大会連続の銀メダルです。

去年のワールドカップ年間総合優勝の野中生萌選手は5位、世界選手権初出場の19歳の倉菜々子選手は6位でした。

優勝は、今シーズンのワールドカップで6戦全勝だったスロベニアの20歳、ヤンヤ・ガンブレット選手で、4つの壁のうち3つを登りきり大会2連覇を果たしました。

野口選手「悔しいが、いいスタート」

2大会連続の銀メダルの野口啓代選手は「去年も2位、ことしのワールドカップも2位が続いて、きょうも2位なのですごく悔しい。いちばん大切なのは最後の複合なので、きょういいスタートを切れていい流れができたと思う。今までは私の中で世界選手権の優勝が大きかったが、今回はオリンピック出場権を見据えている」と悔しさをにじませながらも、大会終盤の複合に照準を合わせていました。

また、決勝の内容を振り返り「最後の課題は、登る前から自分の得意な課題だと思っていたし、登れないと表彰台にも上がれないと分かっていたので1回で決めるつもりだった」と銀メダルの要因を挙げました。

「現役最後の大会として東京五輪目指す」

野口啓代選手は茨城県出身の30歳。

体の柔軟性やクライミングで重要な握力や指でつかむ力の強さが特長で、10年以上にわたり日本女子のスポーツクライミングをけん引しています。

小学5年の時に家族旅行で訪れたグアム島の商業施設で、クライミングを体験したことがきっかけで競技を始めました。

これまでにボルダリングのワールドカップで年間総合優勝4回を果たし、去年の世界選手権ボルダリング女子で銀メダルを獲得しました。

来年の東京オリンピックを現役最後の大会として目指しており、世界選手権は今大会が最後と明言しています。