夏の甲子園 智弁和歌山 8年ぶりの3回戦進出

夏の甲子園 智弁和歌山 8年ぶりの3回戦進出
夏の全国高校野球、大会8日目の第3試合は、智弁和歌山高校が高知の明徳義塾高校に7対1で勝って8年ぶりの3回戦に進みました。
智弁和歌山は1点を追う7回、タイムリーヒットで同点に追いつき、さらにチャンスを広げ2番の細川凌平選手のスリーランホームランで勝ち越しました。

打線の勢いは止まらず、5番の根来塁選手がツーランホームラン、6番の東妻純平選手がソロホームランを打って、この回、3本のホームランなどで一挙7点を挙げました。

夏の甲子園での1イニング3本のホームランは、平成20年に智弁和歌山が達成して以来で、チーム最多記録に並びました。

強力打線が力を発揮した智弁和歌山は明徳義塾に7対1で勝って8年ぶりの3回戦に進みました。

敗れた明徳義塾は先制して中盤までリードしましたが、7回に好投していた新地智也投手が智弁和歌山打線につかまり、3回戦進出はなりませんでした。

智弁和歌山 勝ち越しホームラン細川選手「打った感触は最高」

7回に勝ち越しのスリーランホームランを打った智弁和歌山の細川凌平選手は「ピッチャーがいいリズムで守備のリズムを作ってくれたのが7回の攻撃につながった。ホームランは、絶対に決めてやろうという気持ちで打席に入りました。打った感触は最高でした」と興奮さめやらぬ様子で話していました。

智弁和歌山 中谷監督「全員が勝つという気持ちが出た」

智弁和歌山の中谷仁監督は「相手のコントロールがよく、なかなか点を取れなかったが、7回は全員が勝つんだという気持ちが出た。ホームランはほとんど風の影響だと思うが、気持ちがあそこまで運んでくれた」と話していました。

次の試合に向けては「うちは36人全員でぶつかっていくだけなので、なんとかよい試合をできるようにしっかり準備したいです」と話していました。

明徳義塾 安田選手「4番の仕事ができず悔しい」

敗れた明徳義塾の4番でキャッチャーの安田陸選手は「悔いはないと言えばうそになる。自分自身、4番の仕事ができなかった。悔しいです。相手打線の長打を警戒していたなかで、ホームランを3本打たれたのは痛かったです」と話していました。

明徳義塾 新地投手「成長して甲子園に戻ってきたい」

明徳義塾の2年生、新地智也投手は7回の失点について、「警戒していた智弁和歌山の黒川選手との対戦で、打ち取った当たりがヒットになって失点し動揺してしまいました。智弁和歌山の選手には、今までに経験したことのない気迫がありました」と振り返ったうえで、「追い込んでから投球のコースが甘くなってしまうところが自分の課題です。思ったところにコントロールできるように成長して、甲子園に戻ってきたい」と話していました。

明徳義塾 馬淵監督「この戦力でよくやったと思う」

明徳義塾の馬淵史郎監督は「選手個々の力が小さいなか、それぞれが力を合わせればここまでやれるんだということを証明できたと思う。この戦力でよくやったと思います」と選手をねぎらいました。

7回に1点を失ったあとも新地投手を続投させたことについて、「前半にあれだけよい投球をされたら交代させられません。新地以上の投手がいませんでした」と話していました。