香港空港再開も300便以上が欠航 混乱続く 抗議活動の影響

香港空港再開も300便以上が欠航 混乱続く 抗議活動の影響
香港では大勢の市民による抗議活動の影響で、12日から13日朝にかけて国際空港の業務が停止し、航空便の欠航が相次ぎました。13日朝、運航は再開されましたが、13日も日本との間を結ぶおよそ40便を含む300便以上が欠航していて、アジア有数のハブ空港で混乱が続いています。
香港では12日、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案への反対や警察の対応に抗議の意思を示そうと、大勢の人たちが国際空港で座り込みを行った影響で午後から空港の業務が停止し、170便以上が欠航しました。

13日も抗議のプラカードを手にした数十人が到着ロビーにとどまっていますが、航空便の運航は日本時間の午前8時前から再開されています。

ただ機材繰りの影響などで、13日も日本との間を結ぶおよそ40便を含む300便以上が欠航し混乱が続いています。

香港では抗議活動を抑え込もうとする政府や警察に対する反発がさらに強まっていて、13日もSNS上で空港での抗議活動が呼びかけられているほか、週末にかけても学生や民主派の団体などがデモ行進や集会を呼びかけています。

家族で観光に来た日本人男性は

香港国際空港の出発ロビーのチェックインカウンターでは13日朝から搭乗手続きをしようという旅行客が長い行列を作ったほか、疲れた様子で仮眠をとる人の姿も見られました。

家族3人で名古屋市から観光に来たという57歳の男性は「きのう戻るはずでしたが、欠航で仕事の予定に影響が出ています。抗議をする気持ちは分かりますが、ほかに方法はなかったのかなと思います」と話していました。

「今すぐ暴力行為やめて」香港政府 行政長官

香港政府トップの林鄭月娥行政長官は、13日午前会見し、空港の運航に影響が出たことについて、「空港が香港にとってどれだけ重要な場所かは言うまでもない。デモ隊のきのうの行動によって多くのビジネスマンや観光客が空港を利用できなかったことは、最近の暴力的な行為とともに、香港をますます危険におとしいれるものだ」と非難しました。

そのうえで、「今すぐに暴力行為はやめて、法治を取り戻すことが何よりも重要で、それができなければ香港は崩壊してしまう」と述べて、一部で過激化する抗議活動をやめるよう強く求めました。