進む円高 値が動きやすい夏休み 円相場の動向が注視

進む円高 値が動きやすい夏休み 円相場の動向が注視
世界経済の先行き懸念から、円相場はロンドン外国為替市場で一時1ドル=105円5銭まで値上がりするなど、今月に入ってからの円高局面で最も値上がりしました。取り引きの参加者が減る夏休みの時期は少ない材料でも値が動きやすく、円相場の動向が注視されています。
円相場は週明け12日のロンドン外国為替市場で一時1ドル=105円5銭と、ことし1月以来7か月ぶりの水準まで値上がりしました。

また、ニューヨーク市場でもダウ平均株価が一時400ドル以上下落した一方で、通貨の円が買われる傾向が続き、今月に入ってからの円高局面で最も値上がりした形です。

これは米中の対立の長期化に加え、香港で抗議活動が続き世界経済の先行き懸念が強まったためで、リスクを回避したい投資家が相対的に安全とされる円を買っています。

また、世界の中央銀行が相次いで自国の通貨が安くなりやすい「利下げ」に踏み切る中、すでに大規模な金融緩和を行っている日銀は、円安につながる新たな策をとりにくいとみられていることも円高につながっています。

夏休みの時期は市場で取り引きに参加する人が減りますが、その分、少ない材料でも値が一方に偏りやすく、円相場の動向が注視されています。