アルゼンチン通貨ペソ急落 大統領選の予備選挙結果受け

アルゼンチン通貨ペソ急落 大統領選の予備選挙結果受け
経済再建中の南米アルゼンチンの通貨・ペソは12日、大統領選挙の予備選挙で緊縮財政を放棄してばらまきを主張する左派の候補者が勝利したことを受けて、一時ドルに対して25%以上急落しました。
南米のアルゼンチンは去年、通貨・ペソが下落し物価の高騰などに直面したことから、IMF=国際通貨基金に支援を要請し、総額で500億ドルを超える融資枠を得て再建を図っています。

IMFはことし4月、アルゼンチンの経済は、財政再建策が次第に実を結びつつあると評価し来年度にはプラス成長に転じるとの見方を示していました。

こうした中、11日に行われた大統領選挙の予備選挙では、現在進められている緊縮財政を放棄し、住民へのばらまきを主張する左派のフェルナンデス候補が現職大統領をおさえて勝利しました。

これを受けて12日、アルゼンチンの通貨・ペソは、先週末の1ドル45ペソから一時、1ドル60ペソ台まで25%以上急落し、最安値を更新しました。

フェルナンデス候補は、IMFからの融資の見直しを訴えているほか、ことし6月に合意した、アルゼンチンやブラジルなど南米4か国と、EU=ヨーロッパ連合との自由貿易協定にも否定的な立場を示しており、10月の大統領選挙を前に世界経済への影響が懸念されています。