富士山噴火を想定 外国人避難の実験を実施へ 山梨

富士山噴火を想定 外国人避難の実験を実施へ 山梨
毎年、大勢の外国人観光客が訪れる富士山のふもとの山梨県富士河口湖町は、富士山が噴火した際に外国人を安全に避難させるための初めての実証実験を行うことになりました。
富士河口湖町によりますと、去年1年間に観光などで町内に宿泊した外国人は延べ60万人を超えますが、富士山が噴火した際にどう誘導して避難させるか外国人対象の防災マニュアルがありません。

このため町は今月19日、山梨大学と協力して、安全に避難させるための初めての実証実験を行うことになりました。

山梨大学の教授などが開発した10の言語に同時通訳できるシステムを活用し、文化や習慣の違う外国人に災害に関する情報を分かりやすく伝えられるか確認を行うということです。まず、割合の最も高い中国人観光客を想定して行うということで、町は来年の東京オリンピック・パラリンピックの時期に外国人観光客がさらに増えるとみて、実験の成果を活用していく方針です。

システムの開発に関わった山梨大学の鈴木猛康教授は「外国人が災害時に情報が適切に得られず苦労することがないよう、さまざまな言語で伝える仕組みの効果を実験を通して明らかにしたい」と話しています。