夏の甲子園 高岡商業が2年連続3回戦進出

夏の甲子園 高岡商業が2年連続3回戦進出
夏の全国高校野球、大会7日目の第4試合は、富山の高岡商業が鹿児島の神村学園に4対3で競り勝って、2年連続で3回戦に進みました。
高岡商業は4回、5番の藤井康平選手のタイムリーヒットなどで2点を先制し、終盤にも得点を加えて4対1とリードしました。

迎えた9回、デッドボールやエラーも絡んで神村学園に1点差まで詰め寄られましたが、最後はエースの荒井大地投手がふんばりました。

高岡商業は4対3と競り勝って2年連続で3回戦に進みました。

敗れた神村学園は、2年生エースの田中瞬太朗投手が7回3失点と粘りのピッチングをみせましたが、9回のチャンスにあと1本が出ず、2年ぶりの3回戦進出はなりませんでした。

高岡商 吉田監督「2点の先制大きかった」

2年連続で3回戦に進んだ高岡商業の吉田真監督は「4回に打線が変化球にねらいを絞って2点を先制できたことが大きかった。エースの荒井は低めを丁寧についていたし、最後の苦しい場面でよく粘ってくれた。すばらしい舞台でもう1度、試合ができるので、気を引き締めたい」と試合を振り返りました。

高岡商 荒井投手「緩急を意識して投げた」

3点に抑えて完投した高岡商業の荒井大地投手は「初戦に続いて、きょうも9回に打たれたが、最後まで投げきれてよかった。7回からストレートをねらわれていたので緩急を意識して投げた。去年は3回戦で負けたのでチーム一丸で勝利したい」と話していました。

一方、9回2アウトからセカンドで2年生の鈴木颯馬選手がフライを落としたことについて「鈴木もびっくりしていて、切り替えるよう声かけた。先輩として絶対に抑えてやろうと思った」と話していました。

高岡商 森田主将「3回戦の壁を越えたい」

初戦に続いて3安打の活躍をみせた高岡商業のキャプテン、森田朝陽選手は「荒井投手が粘り強く投げていたのでどうにか助けたいと集中してヒットを打つことができた」と振り返りました。

9回にエラーなどで1点差になった場面については「これまで苦しい展開を何度も乗り越えてきたのでみんなを信じていた。去年の夏は3回戦で敗れていて、チームで越えなければいけない壁なのでしっかり準備して勝ちたい」と話していました。

神村学園 小田監督「まだまだ力不足」

敗れた神村学園の小田大介監督は「うちのチームらしい最後まで粘り強い戦いを見せてくれましたが、あと1本が遠くまだまだ力不足だなと感じました。7回に2アウト取ってからの失点が大きく響きました」と振り返ったうえで、「『史上最低』のチームと言われた選手たちに神村学園史上、最高の結果を出させてあげたかった」と話していました。

神村学園 田中選手「悔いはない。最高の場所だった」

9回、ランナー三塁の場面で2点差に追い上げるタイムリーヒットを打った神村学園の田中天馬選手は「9回の攻撃が始まる前にベンチでは何点差ひらいていても『絶対諦めるな』と声を掛け合いました。今までやってきたことを信じ、次につなぐことを考えて打席に入りました」と振り返ったうえで、「悔いはないが、下級生には、来年、またこの場所に戻ってきてほしい。甲子園は最高の場所だった」と話していました。

神村学園 森口選手「アウトの瞬間 頭が真っ白に」

敗れた神村学園の9回最後の打者となった森口修矢選手は「2アウトから奇跡的につながってなんとかつなぎたいという気持ちで打席に入りました。アウトになった瞬間、頭が真っ白になって自然と涙が流れてきて悔しい気持ちでいっぱいになりました」と話していました。

神村学園 松尾主将「もう一つ勝てなくて申し訳ない」

敗れた神村学園のキャプテンの松尾将太選手は「キャプテンとして1年間、監督から厳しく指導してもらい甲子園では1勝できたが、もう一つ勝てなくて申し訳ない気持ちです。チームには、ここまでキャプテンの自分についてきてくれたことに感謝します。チームは2年生に助けられた部分が大きい。今後は恩返しをしていきたい」と振り返っていました。