夏の甲子園 八戸学院光星 5年ぶり3回戦進出

夏の甲子園 八戸学院光星 5年ぶり3回戦進出
夏の全国高校野球、大会7日目の第3試合は、青森の八戸学院光星高校が奈良の智弁学園に10対8で勝って、5年ぶりに3回戦に進みました。
八戸学院光星は1回に3番の近藤遼一選手がレフトにソロホームランを打って先制し、このあとも強力打線が力を発揮して6回までに7点をあげました。

しかし6点リードの6回、智弁学園に打者12人の猛攻で一挙7点を奪われ、逆転されました。

それでも8回に同点に追いつき、9回には2アウト満塁のチャンスで途中出場の澤波大和選手がファースト強襲の2点タイムリーヒットを打って勝ち越し、八戸学院光星が智弁学園に10対8で勝って5年ぶりに3回戦に進みました。

敗れた智弁学園は一時、最大6点差を逆転するなど粘りをみせましたが、8年ぶりの3回戦進出はなりませんでした。

八戸学院光星 仲井監督「野球の神様が敵になったと感じた」

八戸学院光星の仲井宗基監督は「相手の攻撃は圧力があり、とても強烈でした。6回は、打ち取ったはずのボールが高くはねるなど、野球の神様が敵になってしまったとさえ感じました。ただ、こういった試合を粘って勝ちきった選手たちには本当によくやってくれたと言いたい」と話していました。

八戸学院光星 澤波選手「迷うことなく振り抜いた」

同点で迎えた9回、満塁の場面で勝ち越しの2点タイムリーヒットを打った八戸学院光星の澤波大和選手は「前を打つ近藤選手が敬遠されたので、『悔しい、絶対打ってやるぞ』という気持ちで打席に入りました。初球にねらっていたストレートがきたので、迷うことなく振り抜きました。ヒットになった時は、とてもうれしかったです」と勝負を決めた1打を振り返っていました。

八戸学院光星 近藤選手「全国制覇目指したい」

この試合、先制ホームランなど4安打4打点の活躍を見せた八戸学院光星の3番、近藤遼一選手は「1回のホームランは、変化球をねらって打ちました。チャンスで打席が回ってくる機会が多い中、打ててよかったです。守備では6回に甲子園の独特の雰囲気にのみこまれてエラーをしてしまうなど、反省すべき点もありましたが、こうした試合を勝つことができて率直にうれしいです。ここまできたからには全国制覇を目指したいので、また、気を引き締めて頑張りたいです」と話していました。

智弁学園 小坂監督「抜け目ない打線だった」

敗れた智弁学園の小坂将商監督は八戸学院光星の打線について「予想以上に抜け目のない打線でした。特に3番の近藤選手に打たれました」と悔しそうに振り返ったうえで「下級生は、きょうの敗戦を教訓に先輩たちが果たせなかった甲子園での勝利を目指して、また、しっかりと日々の練習に取り組んでほしい」と話していました。

智弁学園 前川選手「今度は勝利の報告を」

敗れた智弁学園の1年生、前川右京選手は、6回の一時逆転となる2点タイムリーツーベースについて「打席に入る前に小坂監督から自分のスイングをしてこいと言われました。打球はよくなかったですが、運よくボールがはねて逆転になったので、うれしくてガッツポーズをしていました」と振り返ったうえで「甲子園にまた出場して、今度は、勝利の報告を先輩たちにしたいです」と目標を掲げていました。

智弁学園 坂下主将「悔しいが仲間と野球できて幸せ」

敗れた智弁学園のキャプテンの坂下翔馬選手は「結果は負けて悔しいですが、野球を楽しむことができました。最後の夏に甲子園でこの仲間と野球ができて幸せでした」と話しました。後輩たちに向けては「甲子園に絶対戻ってきて、小坂監督に勝利をプレゼントしてほしい」と話していました。