戦中・戦後の暮らしを紹介 東京で企画展

戦中・戦後の暮らしを紹介 東京で企画展
戦中戦後の人々の暮らしぶりがどんなものだったかを知ってもらおうと、当時の手紙や絵などを集めた企画展が都内で開かれています。
これは東京・千代田区の昭和館が企画し、戦中や戦後の混乱期の手紙や絵などおよそ240点が集められています。

このうち、昭和12年、出征する夫が妻に宛てた手紙には「どんなつらい事があっても僕が帰るまでは元気で待っていてください」などとつづられています。

夫婦は新婚でしたが、夫は戦死し、帰らぬ人となってしまいました。

また、通信簿やノートが入ったまま展示されているランドセルは、当時小学生だった大阪府の少女のものです。

少女は病気でしたが、空襲警報で防空ごうへの避難を余儀なくされ、その後、容体が悪化し亡くなりました。戦後、両親が当時のままの状態で大切に保管してきたということです。

このほか、終戦後の混乱が続く昭和26年、当時小学2年生の男の子が「僕はお父様が戦争で死んだのでお母様と2人です。僕はお母様が大好きです」とつづった作文の隣には、母親と本人、2人で手をつなぐ様子を描いた絵が展示されています。

昭和館学芸部の財満幸恵さんは「昭和を体験した方が年々減っている中で、戦時下の人々の生活や思いを知るとともに、親子や祖父母などと来場して家庭でも歴史を語り継ぐ機会にしてほしい」と話していました。

この企画展は来月8日まで開かれています。