夏の甲子園 宇部鴻城が7年ぶり3回戦進出

夏の甲子園 宇部鴻城が7年ぶり3回戦進出
夏の全国高校野球、大会7日目の第1試合は山口の宇部鴻城高校が愛媛の宇和島東高校に7対3で勝って3回戦に進みました。
宇部鴻城は2回、2アウト一塁二塁から9番・河村勇飛選手のレフトへのタイムリーツーベースヒットで2点を先制しました。

さらに4回には1番のピッチャー、岡田佑斗選手のライトへの2ランホームランなどで3点を加えてリードを広げ、宇部鴻城が宇和島東に7対3で勝って、前回に夏の甲子園に出場した平成24年以来7年ぶりに3回戦に進みました。

宇和島東は5点を追う9回、満塁のチャンスを作り、3番の森田武尊選手の犠牲フライで1点を返しましたが反撃は及びませんでした。

宇部鴻城 尾崎監督「下位打線がチームに勢い」

7年ぶりに3回戦に進んだ宇部鴻城高校の尾崎公彦監督は「地方大会でほとんど当たっていなかった下位打線の8番、9番がつなぎ先制点を取れた。それがチームを勢いに乗せ、勝利につながった。本当によくやってくれたと思う」と話していました。

そして、1番ピッチャーで完投した背番号「8」の岡田佑斗投手については「心の強い選手だと思い先発投手に指名したが、粘り強く投げ、よくやってくれた」とたたえていました。

そのうえで、次に対戦する明石商業に対ついては「粘り強い戦い方をするチームなので、何とかくらいついていきたい」と話していました。

宇部鴻城 河村選手「狙っていたストレート振り抜いた」

先制の2点タイムリーツーベースヒットを打った宇部鴻城高校の河村勇飛選手は「先制してピッチャーを楽にさせてあげたいと思い、打席に入りました。狙っていたストレートがきたので、思い切り振り抜きました。地方大会では打てなかったので、うれしかったです」と笑顔で話していました。

宇部鴻城 岡田投手「平常心で投げ抜けた」

完投した宇部鴻城高校の岡田佑斗投手は「甘い球を投げないようにコースに丁寧に投げることを意識していました。打線の助けもあり、得点差もあったので、平常心で9回を投げ抜くことができました」と振り返りました。そして、4回に追加点となる2ランホームランを打ったことに対しては「相手ピッチャーの気持ちを読んで、甘い球を狙いました。打った瞬間に入ったと思い、うれしかったです」と話していました。

宇和島東 長瀧監督「追い込まれ打ち崩せなかった」

敗れた宇和島東高校の長瀧剛監督は「相手のピッチャーはテンポよく投げてきてコントロールもよかったので、あっという間に追い込まれ、なかなか打ち崩すことができませんでした。自分たちがやりたかったピッチングを相手にやられてしまいました」と話していました。

そのうえで「ことしの4月に監督に就任したときには甲子園に出られるようなチームに変わるとは思っていなかったので、選手たちに感謝したいです。下級生も多く、これだけの歓声の中で試合ができたことに感謝してこの経験を今後にいかしてほしい」と話していました。

宇和島東 阿部主将「下級生に甲子園の勝利託したい」

敗れた宇和島東高校のキャプテン、阿部颯稀選手は「悔しいですが、甲子園というすごくレベルの高い場所で、今までやってきたことをしっかりと出せたと思う。今まで経験したことがないような声援の中で野球ができて最高でした」と話していました。

そのうえで「なかなか自分たちのペースが作れない中、2年生が投打で頑張ってくれた。3年生は悔しい結果になったが頼もしい下級生に甲子園での勝利を託したい」と話していました。

宇和島東 兵頭選手「ホームランで勢いをと思い打席に」

5回にホームランを打った宇和島東高校の7番・兵頭仁選手は「自分から攻撃が始まるイニングだったので、ホームランを打ってチームに勢いをつけたいと思って打席に入りました。甲子園でホームランを打つことができて最高でした」と話していました。

そのうえで「きょうの打線はシングルヒットが多かった。宇和島東の伝統は長打のある強力打線だと思うので、後輩たちは長打が打てるチームを作ってほしい」と話していました。