渋野日向子 帰国初戦「波乱だったけど楽しい1週間に」

渋野日向子 帰国初戦「波乱だったけど楽しい1週間に」
全英女子オープンで優勝し、日本選手として42年ぶりに海外メジャーを制した渋野日向子選手。この日もいちばんの大ギャラリーを連れて回り、その声援を力に変えました。
注目の渋野選手の帰国後初戦とあって観客は日に日に増え、11日の最終ラウンドは去年のおよそ1.6倍にあたる7600人余りが詰めかけて、このコースが会場になった2006年以降の大会最多を更新しました。

渋野選手は前半、前日の10日に続いてショットの距離感が合わず4番でダブルボギー、さらに7番ではアプローチをミスしてグリーンに乗せられず、直後にクラブのヘッドを蹴るしぐさを見せました。

「かっとなってしまった」と言う渋野選手。直後にキャディーから「今まで頑張ってきたんだから、初心に戻ってゴルフをしよう」と声をかけられ、気持ちを切り替えます。

このホールはボギーでしたが、スコアを落としてもギャラリーからは「頑張れ」の声援が飛び、渋野選手は「みんなもいらっとしているだろうに、すごくうれしかった」と応援を力に変えて、続く8番でチップインバーディーを奪い、見守り続けるファンから大歓声を受けました。

全英女子オープンの優勝で、取り巻く状況が一変する中で臨んだこの大会。渋野選手は「みんなの声援が力になるということを実感した」と周囲の注目を新たな成長の糧とし、11日も得意の後半でスコアを伸ばし、疲れと体調不良を抱えて入ったこの大会の最終日、最終ホールを見事に連続バーディーで終えました。

ホールアウト後の会見では「こんなにたくさんの人が応援しに来てくれるとは思っていなかった。これまでとはギャラリーの数が全然違った。皆さんに声をかけてもらって本当にありがたかったし、この中でやるのは楽しいなと思った。波乱の1週間だったけど、楽しい1週間だったのでよかったです」と話しました。

これまでにない注目を集めた1週間を笑顔で振り返り、いい刺激として受け止めるその姿勢は、今後のさらなる活躍を期待させました。