明石商業 決勝打は“苦笑い”のおかげ!?

明石商業 決勝打は“苦笑い”のおかげ!?
ことしのセンバツでベスト4に入った明石商業。11日の花咲徳栄との接戦を制し、初戦を突破しました。
勝負を決めたタイムリーヒットのウラには監督の“苦笑い”がありました。

逆転のチャンス、しかし…

明石商業のキャプテン、重宮涼選手。同点の7回、ノーアウト一塁三塁の場面で打席が回ってきました。

しかし、この1打逆転のチャンスに平常心を保つことができませんでした。満員の4万4000人が見守る甲子園の雰囲気にのまれたといいます。

重宮涼選手「球場中から拍手をしていただいたので、初めての感覚で緊張して舞い上がってしまいました」

「やってしまった」

ここで狭間監督から出たサインはスクイズ。しかし重宮選手はボールをバットに当て損ねてファウルとなります。

重宮涼選手「ど真ん中のボールだったのに、やってしまったなと」

ベンチの監督 その表情は…

ここで重宮選手がベンチの狭間監督を見ると、“苦笑い”をしていました。
この監督の表情を見て、落ち着くことができたといいます。

そして次に監督から出たサインは「打て」の指示でした。

重宮涼選手「監督に託されたので、やってやろうと気持ちが切り替わりました」

監督が指導してくれた打法で

このあとツーストライクと追い込まれ、重宮選手はバットを短く持ち、ステップをほぼ踏まないバッティングに切り替えます。ボールが手元まで見極められるように、コンパクトにスイングするためでした。

そして、5球目の変化球を逆らわずにライト前にはじき返してタイムリーヒット。これが決勝点となりました。

監督の“苦笑い”で気持ちを切り替えて勝負を決めた重宮選手。この夏の甲子園で目指すのは、春のセンバツではかなわなかった、優勝です。

重宮涼選手「1戦1戦、戦うだけなんですけど、日本一を目指していきたい」