プーチン大統領 クリミアをバイクで疾走 実効支配を内外に誇示

プーチン大統領 クリミアをバイクで疾走 実効支配を内外に誇示
ロシアのプーチン大統領は5年前に併合したクリミアを訪れ、大型バイクの愛好家たちとともに、みずからもサイドカー付きのバイクで疾走し、ロシアの実効支配を誇示しました。
ロシアのプーチン大統領は10日、5年前に併合したクリミアを訪れ、ロシアの大型バイクの愛好家たちのグループが開くイベントに参加しました。

黒色の革のジャンパーに身を包んだプーチン大統領は、ロシアの国旗が掲げられた自国製のサイドカー付きのバイクに乗って、大型バイクの愛好家たちとともに南部の港町セバストポリ周辺を疾走しました。

プーチン大統領はクリミアを併合して以降、ロシア本土とクリミアを結ぶ大型の橋を完成させたり、火力発電所を建設したりしてインフラ整備に力を入れ、クリミアがロシア領になったと主張するための既成事実化を進めています。

これに対して、ことし5月に就任したウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアと対話する姿勢は示しながらも、クリミアの返還を求めると強調しています。

一方、ロシアでは10日、プーチン政権に抗議する集会が開かれ、5万人とも言われる人たちが参加するなど大統領の支持率が低迷していて、プーチン大統領としては、ロシア国民に熱狂的に支持されたクリミア併合の業績とともにロシアの実効支配を内外に誇示するねらいもあったとみられます。