香港 抗議活動続く 香港政府は刑事責任追及の姿勢を強調

香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案に反対して、11日も各地で集会が行われ、警察などとの衝突が懸念されています。
香港では市民が、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案の完全な撤回や、警察の対応が適切かどうかを調べる独立調査委員会の設立などを求めて抗議活動を続けています。

11日も午後から、香港島の東側の住宅街と九龍半島の商店や工場が多い地域で抗議活動が行われ、大勢の市民が公園に集まって「政府は要求に応じろ」などと声を上げたあと、一部の参加者がデモ行進を始めました。

11日の抗議活動は、いずれの場所も、警察が安全上問題があるとして公園の外に出て行進することに反対を表明していて、警察との衝突が懸念されています。また、地元メディアは、周辺にはデモ行進に反発する住民が多い地域もあると伝えていて、デモの参加者と周辺住民との衝突の可能性も指摘されています。

香港では10日も、若者たちが繁華街や住宅街など各地で道路を占拠したり火をつけたりして混乱し、16人が違法な集会を行った疑いなどで逮捕されました。

香港政府は声明で「デモの参加者の行為は公衆の不便をもたらし、違法であるだけでなく、放火など危険な行為もあり、強く非難する」として、刑事責任を厳しく追及する姿勢を改めて強調しています。