近江高校 あのバッテリーが帰ってきた

去年の夏に味わった悔しさをばねに甲子園に戻ってきた滋賀の近江高校のバッテリー。初戦で敗れたものの、一回り成長した姿を見せました。

去年の経験をばねに

近江の、ピッチャー林優樹投手とキャッチャー有馬諒選手のバッテリー。2年生だった去年の夏の全国高校野球準決勝で、あの吉田輝星投手を擁する金足農業と対戦しました。

1点リードの9回、ノーアウト満塁でまさかのツーランスクイズを決められてサヨナラ負け。有馬諒選手。「あの悔しさを晴らすためにこの1年間やってきた」

主将とエースとして成長

有馬選手は新しいチームでキャプテンに就任。
「去年は3年生がいて伸び伸びプレーすることができたけど、キャプテンになってチーム全体を見るようになった」

一方、林投手はことしの近江大会では26イニングを投げて失点はゼロ。持ち味の変化球に加えて、速球の切れに磨きをかけて絶対的なエースに成長しました。

二人は去年の夏の悔しさを糧にチームを引っ張り、再び甲子園の切符を手に入れました。

諦めない姿を見せる

11日の初戦の相手、東海大相模は積極的な攻撃や走塁を仕掛ける「アグレッシブベースボール」。この試合でも盗塁やエンドランをねらってきました。

すると、プレッシャーに感じた近江の守備にミスが出始め、これをきっかけに失点を重ねて、6回までに5点を先制されます。それでも、キャプテンの有馬選手は、ベンチ前に立ってチームメートを鼓舞し続けました。

「(去年の金足農業のように)試合は最後まで分からない。まだまだ行ける」

林投手も味方の守備が乱れる中でも粘りのピッチング。6点を奪われたものの、打たれたヒットは6本に抑えて9回を1人で投げ抜きました。

“悔いはない”

試合は6対1で敗れましたが、二人がそろって口にしたのは「悔いはない」ということばでした。

林投手は「有馬と日本一のバッテリーを目指しながら、1年間、この場所に戻ってくることを考えてやってきたので、グラウンドに立ててとてもうれしかったです」と振り返りました。

有馬選手は「去年の悔しい敗戦から経験を積んでここまで来ることができた。最後まで諦めない姿を見せることができたので、笑って終われます」と話していました。