スポーツクライミング世界選手権 開幕 野口らが準決勝進出

スポーツクライミング世界選手権 開幕 野口らが準決勝進出
スポーツクライミングの世界選手権が東京 八王子で開幕し、初日はボルダリング女子予選が行われ、野口啓代選手ら日本の有力選手が順当に準決勝に進みました。
11日に開幕した世界選手権は、ボルダリング、リード、スピードのそれぞれの種目のほか、オリンピックで実施される3種目の総合成績を争う複合が行われ、複合で7位以内に入った日本勢トップの選手は東京オリンピックの日本代表に内定します。

初日の11日は、ルートの異なる壁を制限時間内にいくつ登ったかを競う種目、ボルダリングの女子予選が行われました。日本からは6人が出場し、来年の東京オリンピックを現役最後の大会として目指す30歳の野口選手は5つの壁すべてを最後まで登り、好調な滑り出しで上位20人による準決勝に進みました。

一方、去年のボルダリングワールドカップで年間総合優勝した22歳の野中生萌選手も準決勝に進みましたが、1つ目の壁で体の右側にある距離の離れたホールドをつかもうとした際に、去年から痛めている右肩に負荷がかかり痛みが走ったということで、5つの壁のうち最後まで登ったのは3つにとどまりました。

日本選手ではこのほか17歳の伊藤ふたば選手と19歳の倉菜々子選手が準決勝に進みました。準決勝と決勝は13日に行われます。

野口「いい準備できた」野中「内容に満足していない」

野口啓代選手は、最後まで登った5つの壁のうち2つを1回目で成功させるなど、終始安定していました。野口選手は「すべて完登することが目標だったのでよかった。もっと緊張やプレッシャーで硬くなると思ったが、本当に落ち着いて楽しくマイペースに登れた。あさっての準決勝に向け、いい準備ができた」と笑顔で話しました。

一方、野中生萌選手は最後まで登った壁は3つにとどまりました。「1つ目で右に移動するときに右肩の痛みが出て、思い切りふんばれなかった。初日の内容には満足していない。まだまだ大会は続くので、コンディションを整えることに集中したい。準決勝はすべて完登する勢いでいきたい」と気を引き締めていました。