夏の甲子園 作新学院が延長戦制し3回戦へ

夏の甲子園 作新学院が延長戦制し3回戦へ
夏の全国高校野球、大会6日目の第1試合は、栃木の作新学院が福岡の筑陽学園に延長10回、5対3で勝って、3回戦に進みました。
作新学院は9回、2アウトから同点に追いつかれましたが、延長10回、先頭の1番・福田真夢選手がヒットで出塁したあと二塁、三塁へ盗塁を決め、3番・中島義明選手のタイムリーヒットで勝ち越し点を奪いました。

再びリードをもらったエースの林勇成投手は、その裏、筑陽学園の攻撃を3人で抑え、粘りのピッチングで10回を投げ抜きました。

作新学園は5対3で勝ち、優勝した平成28年以来、3年ぶりに初戦を突破して3回戦に進みました。

16年ぶり2回目出場の筑陽学園は9回、2アウトから3連続ヒットで同点に追いつく粘りを見せましたが、夏の甲子園初勝利はなりませんでした。

「もつれる戦いを勝ててうれしい」作新 小針監督

作新学院の小針崇宏監督は、優勝した平成28年以来3年ぶりに初戦を突破したことについて「終盤までもつれる厳しい戦いでしたが、これが甲子園だと思って強く攻めることができ、勝ててうれしいです」と興奮気味に話していました。

また、10回の福田真夢選手の三塁への盗塁がエンドランのサインだったことを明かしたうえで「よくセーフになってくれました。きょうは作新の走塁ができたと思うので、次の戦いも攻める野球をしていきたいです」と話していました。

決勝タイムリー「気持ちで打った」作新 中島選手

作新学院の中島義明選手は、延長10回の決勝タイムリーについて「同点になる苦しい展開は想定していました。ここで1本を打って、ピッチャーの林を楽にさせてやりたかったので、気持ちで打った結果がヒットにつながったと思います」と振り返っていました。

次に向けては、「粘り強く1点を取っていく作新の野球を貫いて必ず勝ちたいです」と力強く話していました。

「次の目標に頑張れとエールを送りたい」筑陽 江口監督

筑陽学園の江口祐司監督は9回、同点に追いつき、さらにランナー三塁のチャンスが続いた場面を振り返り「決めるしかなかったところで監督としての経験の差が出てしまいました。延長戦で疲労がある中でエースの西舘もよく粘り強く投げてくれました。選手たちには『3年間は終わってしまったが、よく頑張った。次の目標に向けて切り替えて頑張れ』とエールを送りたいです。力は出し切れたと思います」と話していました。

「こんないい試合できて悔いはない」筑陽 西館投手

筑陽学園のエース、西舘昂汰投手は、「先制されましたが、取り返す力が絶対にあるチームだと信じて投げ続けました。追いついたあとは、絶対に決めてやろうと少し力んでしまいました。このメンバーでもう野球ができないと思うと悔しいですが、こんなにいい試合ができて、悔いはありません。勝った作新学院には日本一を取ってもらいたいです」と、涙を浮かべて話していました。