リビアで車爆発 国連職員3人死亡 休戦の実現 見通せず

リビアで車爆発 国連職員3人死亡 休戦の実現 見通せず
国が分裂した状態が続く北アフリカのリビアで、爆弾を積んだ車が爆発し、国連職員3人が巻き込まれて死亡しました。
リビア東部の都市ベンガジで10日、爆弾を積んだ車が爆発し、国連によりますと、近くにいた国連職員3人が巻き込まれて死亡し、複数の人がけがをしたということです。

現場はショッピングモールなどが建ち並ぶ市街地で、近くに国連事務所があり、AP通信は地元の行政の話として、国連の車列をねらった犯行の可能性があると伝えています。

リビアでは8年前にカダフィ政権が崩壊したあと、国が分裂した状態が続いていて、ことし4月以降、シラージュ首相率いる西部の暫定政権と、軍人のハフタル氏が指揮する東部の軍事組織の間で戦闘が激化し、これまでに市民100人を含む1100人が死亡しています。

国連は11日から始まるイスラム教の祝日期間中の休戦を呼びかけ、双方が提案の受け入れを表明したやさきに爆発が起きた形となりました。

国連のグテーレス事務総長は「すべての関係者に休戦を尊重することを求める」と声明を発表しましたが、今後、実際に休戦が実現するか見通せない状況です。