香港のデモ続く 繁華街で催涙弾発射も 衝突に懸念

香港のデモ続く 繁華街で催涙弾発射も 衝突に懸念
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香港では10日、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正に反対して、各地でデモ行進などが行われ、観光客にも人気の繁華街周辺で催涙弾が発射されるなど混乱しました。11日も抗議活動の呼びかけが行われており、警察などとの衝突が懸念されています。
香港では市民が条例改正案の完全な撤回や、警察の対応が適切かどうかを調べる独立調査委員会の設立などを求めて抗議活動を続けていますが、香港政府はいずれも受け入れない方針を示していて、反発を強める若者たちと警察との激しい衝突が続いています。

10日も郊外の住宅街でデモ行進が行われたあと、黒いTシャツ姿の若者らがバリケードで道路を占拠して警察と衝突したほか、地下鉄などで移動して場所を変えながら抗議活動を繰り返しました。

そして、九龍半島と香港島を結ぶ海底トンネルの入り口を一時、封鎖したほか、観光客が多く集まる繁華街ネイザンロードでは、警察署周辺で火をつけるなどしたため、警察が催涙弾を発射して強制排除に乗り出すなど混乱しました。

11日も2か所で抗議活動が呼びかけられていますが、いずれも警察がデモ行進への反対を表明しており、参加者と警察やデモに反対する住民などとの衝突が懸念されています。

中国報道官「英の口出しやめるよう要求」

イギリスのラーブ外相が9日、香港政府トップの林鄭月娥行政長官と電話で会談したことについて、中国外務省の華春瑩報道官はコメントを発表し、「イギリス政府が直接、香港の行政長官に電話をかけて圧力をかけるのは間違っている」と非難しました。

そして、「今の香港は中国の特別行政区の1つであり、とうの前からイギリスの植民地ではない。イギリスが香港のことに口出しするのを直ちに止めるよう厳正に要求する」としています。