聖地で200万人以上が祈り イスラム教徒の大巡礼「ハッジ」

聖地で200万人以上が祈り イスラム教徒の大巡礼「ハッジ」
イスラム教徒がサウジアラビアにある聖地メッカを一斉に訪れる大巡礼「ハッジ」が10日、最高潮を迎え、200万人以上の信者が祈りをささげました。
聖地メッカとその周辺を巡礼する「ハッジ」は、イスラム教徒が経済的、肉体的に可能であれば、一生に一度は行うべきとされる宗教的な義務の一つで、ことしは200万人以上が参加しています。

10日は大巡礼の「最高潮」を迎え、預言者ムハンマドが最後の説法を行ったとされる巡礼地、アラファトに白い衣装に身を包んだ多くの信者が集まり、一斉に祈りをささげました。

アルジェリアから訪れた巡礼者の男性は「イスラム教徒にとって大切な日であり、最も重要な巡礼の儀式です。われわれを導いてくれるよう神に祈ります」と話していました。

中東ではイラン情勢をめぐって緊張が高まっていますが、“聖地の守護者”を自任するサウジアラビア政府は巡礼にかぎって、国交を断絶しているイランなどからも巡礼者を受け入れています。

「ハッジ」の期間中に事故やテロなど不測の事態が起これば、緊迫する情勢に影響を与えかねないだけに、サウジアラビア政府は治安部隊を動員するなど神経をとがらせています。