夏の甲子園 岡山学芸館が逆転勝ちで初勝利

夏の甲子園 岡山学芸館が逆転勝ちで初勝利
夏の全国高校野球は、大会5日目の第3試合から2回戦に入り、岡山学芸館高校が、広島商業に6対5で逆転勝ちし3回戦に進みました。
岡山学芸館は、2点を追う8回、2アウト一塁三塁のチャンスで途中から出場した中川響選手のタイムリー内野安打で1点差に迫り、続く、6番・岩端慶明選手がレフトの頭を越える2点タイムリーツーベースを打って逆転しました。

先発ピッチャーが顔に打球を受けて交代するアクシデントを受けて、2回から急きょ登板した中川投手が5点を失いながらも粘り強く最後まで投げました。岡山学芸館は春夏通じて甲子園初勝利です。

一方、広島商業は、中盤に3点をリードし、“広商伝統”の堅実な守りも見せましたが、最後は逆転され、優勝した昭和最後の大会以来、31年ぶりとなる夏の甲子園勝利はなりませんでした。

岡山学芸館の投手が顔面骨折

1回の守りで顔に打球が直撃して途中交代した岡山学芸館の丹羽淳平投手は、病院の検査の結果、左顔面の骨折と診断されました。

この試合で、岡山学芸館の丹羽投手は、先発ピッチャーとしてマウンドに上がり、1回、2アウトを取ったあと広島商業の3番バッターのライナー性の打球が顔を直撃しました。

丹羽投手は、意識はあったものの担架でベンチに下がり、そのまま途中交代しました。

このあと、甲子園球場から近い兵庫県西宮市の病院でCT検査を受けた結果、左顔面の骨折と診断されました。

丹羽投手は、診断を受けたあと再び甲子園球場に戻り、ベンチで試合を見守りました。

岡山学芸館 佐藤監督「中川は粘り強く投げてくれた」

岡山学芸館の佐藤貴博監督は、丹羽投手に打球が直撃するアクシデントを受けて、2回から急きょリリーフした中川響投手について、「緊張もあったと思うが9回まで粘り強く投げてくれたと思います」と評価していました。

そのうえで「岡山大会と同じように選手たちが最後まで諦めずに戦ってくれました。次の試合も粘り強く戦っていきたいと思います」と話していました。

中泰輝選手は、7回のタイムリー内野安打について「後ろに絶対つなぐという強い気持ちで打席に入りました。いい打球ではなかったですが、気持ちで相手を上回っていたと思います」と振り返りました。

また、1回に打球が直撃するアクシデントで交代した先発の丹羽淳平投手については、「ベンチの中でチーム全員が次の試合で丹羽投手をもう一度マウンドに立たせようと声をかけあっていたのでその思いが結果にあらわれたと思います」と話していました。

広島商 荒谷監督「選手たちに感謝」

広島商業の荒谷忠勝監督は「15年ぶりに甲子園で試合ができ、選手たちに感謝しています。終盤に守りきれなかったのは、試合を読む力がなかった監督の責任で、選手たちはよく戦ってくれました。3年生が残したものを1、2年生に引き継いでもらって、まずはセンバツを目指して頑張っていきたいです」と話していました。

山路祥都選手は、5回に打ったホームランについて、「チームになかなかヒットが出ていなかったので、流れを変えようと思い切って初球から行きました。入るとは思いませんでした。あの場面でホームランを打てたのは応援してくれる人や仲間たちのおかげだと思うのでみんなに感謝したいです」と話していました。

そのうえで「自分たちは初戦で負けてしまいましたが、後輩たちには甲子園で勝てるようなチームになってもらいたいです」と話していました。