香港抗議活動 2か月すぎても収束の兆しなし

香港抗議活動 2か月すぎても収束の兆しなし
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香港では、10日も容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正に反対する抗議活動が各地で行われています。一連の大規模な抗議活動が始まって2か月がすぎ、香港政府は、事態の収束に向けた糸口すら見いだせていない状況です。
香港では、市民が条例改正案の完全な撤回や、警察の対応が適切かどうかを調べる独立調査委員会の設立などを求めて抗議活動を続けていますが、政府はいずれも受け入れない方針を示していて、反発を強める若者たちと警察との激しい衝突が続いています。

10日も各地で抗議活動が行われ、このうち中心部では、中高年のグループ約100人が警察本部や政府の庁舎などを回り、催涙弾などの使用を控えることや、デモの参加者が襲撃された事件で関係者の刑事責任を追及するよう求めました。

また、別の場所では親子100人余りが集会を開き、「子どもたちの未来のために自由を守ろう」などと訴えました。

中国との境界に近い郊外の住宅街でもSNSなどでの呼びかけに応じた黒いTシャツ姿の若者らが「政府は市民の要求に応えろ」などと声を上げながら行進したあと、バリケードを築いて道路を占拠しています。

このデモ行進に対して、警察は、安全上問題があるとして「反対する」との通知を出しており、周辺では衝突を心配する店が営業を取りやめ、閑散とした状態となりました。

香港の市民の、政府や警察に対する反発は依然強く、政府は事態の収束に向けた糸口すら見いだせていない状況です。