全英女子優勝の渋野 国内ツアー第2ラウンドで9位に浮上

全英女子優勝の渋野 国内ツアー第2ラウンドで9位に浮上
ゴルフの全英女子オープンで、日本選手42年ぶりの海外メジャー優勝を果たした渋野日向子選手が、10日行われた国内ツアー大会の第2ラウンドで後半にスコアを伸ばして9位に順位を上げました。
20歳の渋野選手は、前の週に行われた全英女子オープンで優勝して6日に帰国し、9日から北海道北広島市で始まった国内ツアーの大会に出場しています。

10日は第2ラウンドが行われ、2アンダーの11位からスタートした渋野選手は、前半、強い風に苦しんでショットをピンに寄せられず、5番でボギーをたたいて1つスコアを落としました。

それでも後半は「風に合わせられた」と徐々に対応し、15番と16番のパー4でいずれも第2打をグリーンに乗せて連続バーディーを奪いました。

さらに、最終18番も9日に続いてバーディーとし、渋野選手は、第2ラウンドは、バーディー3つ、ボギー1つでスコアを2つ伸ばし、通算4アンダーとして首位と5打差の9位に順位を上げ、11日の決勝ラウンドに進みました。

渋野選手は、「海外から帰ってきた直後の大会で、予選を通過できれば十分と思っていたのでこの位置にいるのは想像していなかった。優勝はあまり意識せず、あすも攻めのプレーをしていきたい」と話していました。

韓国のぺ・ソンウ選手がスコアを5つ伸ばして通算9アンダーで首位に浮上し、2打差の2位に鈴木愛選手など3人が並んでいます。

発熱も薬と睡眠で回復 2週連続優勝は…

渋野選手は全英女子オープンから6日に帰国した後、休む間もなく北海道での国内ツアー大会に臨み、9日は、体調が悪い中でのラウンドでした。

頭とのどに痛みを感じながらも2アンダーで回りましたが、帰って測ってみると「38度以上の熱があった」ということで、薬を飲んで10時間以上、睡眠をとり、10日の第2ラウンドに臨みました。

会場には一躍、時の人となった渋野選手をひと目見ようと、去年に比べて1000人ほど多い5800人余りが訪れ、渋野選手の組にはきのう以上に多くの観客が集まっていました。

薬とたっぷりの睡眠で熱は下がり体調は回復したと言う渋野選手ですが、前半は強い風に苦しめられました。

「距離感がうまく合わなかった」と、ショットがピンに寄らず、バーディーが取れませんでした。5番でボギーをたたいてスコアを1つ落とし、自分のプレーに不満そうな表情をたびたび見せていました。

それでも全英女子オープンから強さを見せている後半で「しっかり風に合わせられた」と修正しました。

15番パーフォーの第2打でピンそば2メートルにつけて、第2ラウンドで最初のバーディーを取り、続く16番も4メートルのパットをラインを読み切って決めて、連続バーディーとしました。

18番も9日に続いてバーディーで締めくくって最後は笑顔を見せ、子ども好きの渋野選手らしく、ホールアウト後に待っていた女の子に使っていたボールをプレゼントしていました。

渋野選手はスコアを2つ伸ばして9位に浮上しましたが、海を越えての2週連続優勝への期待については「帰国してすぐこの大会で優勝するのは想像できない。トップテンに入れれば上出来なのでそこを狙って頑張りたい」と、マイペースを強調していました。