北朝鮮飛しょう体発射 韓国軍「短距離弾道ミサイルか」

北朝鮮飛しょう体発射 韓国軍「短距離弾道ミサイルか」
k10012030771_201908101207_201908101210.mp4
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が10日朝早く、東部のハムギョン(咸鏡)南道ハムン(咸興)付近から、日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体2発を発射したと発表しました。韓国軍は、追加の発射の可能性が高いとみて、警戒態勢を維持しています。
韓国軍の合同参謀本部は、10日午前5時34分と、午前5時50分ごろ、北朝鮮が東部のハムギョン南道ハムン付近から日本海に向けて、飛しょう体2発を発射したと発表しました。

そのうえで、発射されたのは短距離弾道ミサイルと推定され、飛行距離は400キロ余り、高度は約48キロだったと明らかにしました。

これを受けて韓国政府は、関係部署の幹部らが集まって緊急の会議を開き、大統領府は、飛しょう体は短距離弾道ミサイルだとしたうえで、北朝鮮の発射の意図について、「米韓の合同軍事演習に対して、北朝鮮の軍事力を見せつけ、自主開発した新型の短距離ミサイルの性能を確認する目的もある」と説明しました。

また、北朝鮮による発射は、先月25日以降この2週間余りで5回目となり、朝鮮半島の軍事的な緊張を高めるおそれがあるとして、北朝鮮に対して発射をやめるよう求めました。

ただ韓国軍は、北朝鮮が追加の発射を行う可能性が高いと判断しているとして、北朝鮮の動向を注視し、警戒態勢を維持しています。

一方、これに先立ち、アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長から新たに書簡を受け取ったことを明らかにし、相次ぐミサイル発射についても、「すべて短距離だ」と述べて、問題視しない姿勢を改めて示しました。

ことし6月の3回目の米朝首脳会談で、両国は、非核化の協議を再開することで合意していましたが、その後進展は見られず、北朝鮮としては、硬軟織り交ぜた対応でアメリカの出方を見極めようという思惑もありそうです。