北朝鮮 日本海に向け 飛しょう体2回発射

北朝鮮 日本海に向け 飛しょう体2回発射
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韓国軍の合同参謀本部は10日朝早く、北朝鮮が東部のハムギョン(咸鏡)南道ハムン(咸興)付近から日本海に向けて飛しょう体を2回発射したと発表しました。北朝鮮による発射は2週間余りの間で5回目となり、現在、合同軍事演習を行っているアメリカと韓国をけん制するねらいがあるとみられます。
韓国軍の合同参謀本部は10日朝早く、北朝鮮が東部のハムギョン南道ハムン付近から日本海に向けて飛しょう体を2回発射したと発表しました。韓国軍はアメリカ軍とともに詳しい情報の収集や分析を急いでいます。

北朝鮮は先月25日に東部のウォンサン(元山)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体2発を発射したのに続いて、
先月31日、今月2日、6日にも発射に踏み切っていて、北朝鮮による発射は、この2週間余りで5回目となります。

北朝鮮はアメリカ軍と韓国軍が現在行っている合同軍事演習に強く反発していて、今月6日の発射のあと、北朝鮮の国営メディアはキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、米韓両国に「警告を送る機会になるだろう」と述べ、発射を高く評価したと伝えています。

また8日、アメリカのエスパー国防長官が就任後初めて、ソウルを訪れて、ムン・ジェイン(文在寅)大統領やチョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防相らと会談し、北朝鮮への対応で協力を確認したばかりで、北朝鮮としては、米韓両国をけん制するねらいがあるとみられます。

原田防衛副大臣「北朝鮮の核・ミサイル開発は深刻な問題」

原田防衛副大臣は防衛省で記者団に対し「北朝鮮が何らかの飛しょう体を発射したが、わが国の領域や排他的経済水域への飛来は確認されていない。情報の収集と分析に努めるとともに、警戒監視に万全を期していく」と述べました。

そのうえで、北朝鮮が短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返していることについて「北朝鮮が弾道ミサイルを含めて、関連技術の高度化を図っているなかで、北朝鮮の核・ミサイル開発は、わが国を含む国際社会にとっての深刻な問題だと認識している。国土全体を防護する能力の強化を進めていきたい」と述べました。

米高官「日韓と緊密に協議」

北朝鮮が飛しょう体を発射したと伝えられたことについてアメリカ・トランプ政権の高官は9日、NHKに対し、「われわれは北朝鮮から新たなミサイルが発射されたという報道は把握しており、引き続き、状況を注視している。同盟国である日本や韓国と緊密に協議している」というコメントを出しました。

アメリカのインド太平洋軍の当局者はNHKの取材に対し、「新たなミサイルが発射されたという報道は把握しており、状況の監視を続けている」と述べています。