クーラー効いた車内で熱中症も 専門家が注意呼びかけ

クーラー効いた車内で熱中症も 専門家が注意呼びかけ
お盆をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュは10日がピークです。各地で渋滞が予想されていますが、そこで注意が必要なのが、車内での過ごし方です。実はクーラーの効いた車内でも熱中症になるおそれがあるため、専門家が注意を呼びかけています。
クーラーが効いた車内は涼しくて快適に感じますが、そこで気をつけなければいけないのが、同時に湿度が急激に下がることです。

湿度が下がって乾燥すると汗がすぐに蒸発し、体の表面から水分が失われていくからです。

熱中症などに詳しい兵庫医科大学の服部益治特別招聘教授によりますと、大人の場合、汗や呼吸に伴って通常、1日に1リットルほどの水分が失われるということです。

ところが車内が極端に乾燥すると、より速いペースで体から水分が失われ、気が付かないうちに脱水症状が進んで熱中症になるおそれがあるということです。

また渋滞が長引くと、トイレを我慢しようと水分の補給を控える心理が働くため、一層リスクが高まり、注意が必要だということです。

では、どうすれば車内での熱中症を防ぐことができるのか。

服部教授は
▽1時間から2時間に1回、10分以上の休憩をとること、
▽休憩のたびに100ミリリットルから200ミリリットルの水分をとること、
▽休憩の際に車の外で体を動かしてリフレッシュするとともに、いわゆるエコノミークラス症候群の予防に努めることが大事だと指摘しています。

また、水分をとる際は緑茶やコーヒーなど利尿作用のある飲み物は避け、水やノンカフェインの麦茶がよいということです。

さらに子どもやお年寄りの場合、直射日光があたる座席は避けるといった対策が必要だということです。

服部教授は「車で帰省したり出かけたりする際は熱中症のリスクがあることを頭に入れ、意識して水分補給などの対策をとってほしい」と呼びかけています。