iPS細胞 京大に代わり新法人が供給を担う見通し

iPS細胞 京大に代わり新法人が供給を担う見通し
再生医療に使う高い品質のiPS細胞を研究機関などに安定的に供給するため、これまで供給を担ってきた京都大学に代わり、大学が新たに設立する法人に運営を移管する方針が国の専門部会で了承されました。
法人の事業として進めることで適正なコストで安定して供給できるようにしたいとしています。
京都大学は、再生医療に使う高い品質のiPS細胞を製造し供給する「iPS細胞ストック」というプロジェクトを国の支援を受けながら平成25年度から進めています。

8日、再生医療を進めるための研究戦略を話し合う文部科学省の専門部会が京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長も出席して開かれ「iPS細胞ストック」について議論が行われました。

山中所長はこれまでにプロジェクトの運営を研究機関である大学から新たに設立する法人に移管し、必要な範囲で収益を上げることで細胞を安定的に供給でき、優秀な人材の確保にもつながると説明してきました。

専門部会は、見直しは妥当だとして京都大学の方針を実質的に了承し、プロジェクトは今後、新たに設立される法人に移管される見通しとなりました。
山中所長は「iPS細胞研究は世界的な競争のまっただ中にあり、実用化で欧米の後じんを拝することのないよう、ベストなiPS細胞を適正なコストで供給できる取り組みを前に進めたい」と話しています。