宮城・福島で震度5弱 津波の心配なし

宮城・福島で震度5弱 津波の心配なし
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4日午後7時半ごろ、福島県沖で地震があり、宮城県と福島県で震度5弱の揺れを観測しました。この地震による津波はありませんでした。気象庁は、今後1週間ほどは同じ程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、きょう午後7時23分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、震度5弱の揺れを宮城県の石巻市と亘理町、福島県双葉町で観測しました。

また、震度4の揺れを
▽仙台市青葉区や宮城県塩釜市名取市など、
▽福島市や福島県郡山市いわき市など、
▽茨城県の常陸太田市、
▽栃木県の大田原市などで観測したほか、
震度3から1の揺れを
▽北海道から近畿にかけての広い範囲で観測しました。

この地震による津波はありませんでした。

気象庁の観測によりますと、震源の深さは45キロと推定されています。

気象庁は、「この地震は、8年前の東北沖の巨大地震の余震と考えられる」と分析したうえで、「揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がある。今後1週間ほどは最大震度5弱程度の地震に注意してほしい。特に今後2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあるので、注意が必要だ」と呼びかけています。
気象庁によりますと、福島県で震度5弱の揺れを観測したのは、平成29年10月の福島県沖を震源とするマグニチュード5.9の地震以来です。

また、宮城県で震度5弱の揺れを観測したのは、平成29年2月の福島県沖を震源とするマグニチュード5.7の地震以来です。

専門家 「同規模の地震に注意」

今回の地震について、東京大学地震研究所の古村孝志教授は「地震のあった福島県沖はふだんから地震活動が活発な地域で、8年前の巨大地震の余震も続いている。震源の深さや地震のメカニズムから、陸側のプレートと沈み込む海側のプレートの境界で起きた地震とみられる」と分析しています。

政府の地震調査研究推進本部は、福島県沖ではマグニチュード7.0から7.5程度の地震がおよそ44年の間隔で繰り返し発生し、今後30年以内の発生確率は50%程度だと評価しています。

古村教授は「今回の地震は、想定されている大地震よりひとまわり規模の小さい地震だった。今後、さらに規模の大きな地震につながるかどうかはわからないが、少なくとも今後1週間、特にこの2、3日は今回と同じような規模の地震に注意が必要だ」と呼びかけています。