豚コレラ 6府県に拡大も 三重県で感染疑い例見つかる

豚コレラ 6府県に拡大も 三重県で感染疑い例見つかる
豚の伝染病、豚コレラについて農林水産省は、三重県の養豚場でも22日、感染の疑いのある豚が見つかったと明らかにしました。感染が確認されれば、発生地域は去年9月以降で6府県となり、拡大を食い止められておらず、農林水産省は改めて養豚業者に注意を呼びかけています。
豚コレラは人には感染せず、食べても影響はありませんが、豚やイノシシでは下痢や高熱などの症状が出て、多くの場合、数日のうちに死に至ります。

去年9月に岐阜県で確認されたあと愛知県など5府県に広がり、これまでに12万頭余りの豚が殺処分されています。

農林水産省によりますと、22日、三重県いなべ市の養豚場で死んだ豚2頭を県が調べたところ、豚コレラへの感染を示す結果が出たということで、農林水産省が専門の検査機関で詳しく調べています。

農林水産省は野生のイノシシがウイルスを拡散させているとみて、イノシシの捕獲や、餌にワクチンを混ぜるといった対策を進めてきましたが、今回、感染が確認されれば、去年9月以降、発生地域は6府県となり、拡大は食い止められていません。

農林水産省は、養豚業者などに豚の健康状態を念入りに観察し、施設に出入りする人や車両の消毒を徹底するよう改めて呼びかけています。

吉川農林水産大臣は記者会見で「衛生管理の徹底を関係者に周知するよう改めて指示した。三重県などと連携しながら収束に向け、取り組んでいきたい」と述べました。