「中国版ナスダック」取り引き開始 ハイテク関連企業育成へ

「中国版ナスダック」取り引き開始 ハイテク関連企業育成へ
中国 上海で、22日から「中国版ナスダック」とも呼ばれる新しい株式市場の取り引きが始まりました。貿易摩擦で対立するアメリカに対抗するため、ハイテク関連の新興企業を国内で育成しようというねらいもあり、有効な資金調達の場となるか注目されます。
上海の証券取引所で、22日、「中国版ナスダック」とも呼ばれる新たな株式市場「科創板」の取り引きが始まりました。

これまでにおよそ150の企業が上場申請していて、初日の22日は、式典のあと、半導体や医療関連など、上場した25の銘柄の取り引きが行われました。

22日は、取り引き開始直後からすべての銘柄に買い注文が殺到し、銘柄の中には、公募価格の5倍を上回るものが出るなど、すべての銘柄の株価が値上がりしました。

「科創板」は、去年、上海を訪れた習近平国家主席が提唱したもので、中国としては、貿易摩擦で対立するアメリカに対抗するため、ハイテク関連の新興企業を国内で育成しようというねらいもあります。

このため、中国のほかの株式市場よりも上場の基準が緩和されていて、資金力のない企業にとって有効な資金調達の場となるか注目されます。

市場関係者は「初日は期待が先行し、株価が高騰した。変動幅が大きいが、今後、どのような水準で取り引きされるのか、中国国内のほかの株式市場にも影響が広がるのか、注目される」と話しています。