水泳世界選手権 男子板飛び込み 寺内と坂井 予選敗退

水泳世界選手権 男子板飛び込み 寺内と坂井 予選敗退
韓国で行われている水泳の世界選手権、飛び込みの男子板飛び込みの予選で、寺内健選手は19位、坂井丞選手は28位で、それぞれ準決勝に進めず、シンクロ板飛び込みに続く2種目目の東京オリンピックの代表内定はなりませんでした。
寺内選手と坂井選手は今大会、ペアを組む男子シンクロ板飛び込みで7位に入り、すべての競技を通じて東京オリンピックの日本代表第1号に内定しています。

17日は個人種目の男子板飛び込みの予選に出場し、上位18人で争う準決勝進出を目指しました。

寺内選手は4回目までを終えて21位でしたが、5回目にひねり技を入水までまとめて17位に順位をあげました。

しかし最後の6回目は前に踏み切って3回転半する技で得点を伸ばせず、合計395.80で19位となり準決勝に進めませんでした。

坂井選手は5回目で入水が乱れるなどして得点を伸ばせなかったことが響き、375.00で28位となり同じく予選通過はなりませんでした。

男子板飛び込みについて日本水泳連盟は決勝に進んで、12位以内に入れば来年の東京オリンピックの代表に内定する方針でしたが、2人とも今大会、この種目の内定はなりませんでした。

寺内「悔しい」 坂井「シンクロ種目にかける」

準決勝に進めなかった寺内健選手は「ここ最近ないくらい板の踏み方の感覚がよく、気持ちよく飛べていた。ただ練習ではなかった感覚でコントロールしきれず、入水が乱れた部分があったのが悔しい」と淡々と話しました。

また坂井丞選手は「板の先端に入ってしっかり飛ぶことが1回もできなかった、これは調整不足だと思う。シンクロ板飛び込みにかけていたところもあり、気持ちが盛り上がりきらなかったところもあった」と振り返りました。

この大会に向け、2人はあえて難しい技に挑戦するのではなく、演技の完成度を高めて確実に得点を重ねる方針で強化を進めてきました。

ただ個人種目の得点は、同調性が重視されるシンクロ種目以上に、技の難度に基づく「難易率」の高さが得点に大きく影響します。

坂井選手は「個人種目では低い難易率でいくら技を決めても限界はある。あと1年で難易率を上げるのもきつい部分がある」と、今大会で直面した世界のトップとの距離感を感じているようでした。

一方、今大会でシンクロ種目の代表に内定したことを踏まえ、坂井選手は「今後、個人種目の代表権を取れたとしても、本番でメダルに食い込めるかというと簡単な話ではない。シンクロにかけていったほうがいいという気持ちは大きい」と話しました。

今後はコーチやペアを組む寺内選手と相談するとしたうえで、来年の東京オリンピックに向けてはシンクロ種目に集中して強化していく考えを示しました。