川崎フロンターレ「多摩川クラシコ」制す 優勝争い激化

川崎フロンターレ「多摩川クラシコ」制す 優勝争い激化
サッカーJ1は第19節が行われ、前の節を終えて首位のFC東京と3位の川崎フロンターレの上位対決はフロンターレが3対0で快勝しました。リーグ3連覇をねらうフロンターレは、1試合多く残した状態でFC東京との勝ち点の差を「4」に縮め、2位につける横浜F・マリノスなどを含めて優勝争いが激しくなってきました。
FC東京とフロンターレの一戦は両チームのホームタウンの間を流れる川の名前にちなんで「多摩川クラシコ」と呼ばれ、今シーズンの行方を占ううえでも注目の一戦となり、スタジアムには4万人を超えるファンが詰めかけました。

フロンターレにとっては試合前、首位を走るFC東京に勝ち点7の差をつけられていて負ければ、3連覇が遠のくプレッシャーのかかる試合でしたが、アウェーにもかかわらず積極的な仕掛けで主導権を握りました。

前半20分にコーナーキックを、エースの小林悠選手がヘディングで完璧に合わせて自身通算100ゴール目で先制。後半9分にはベテラン、中村憲剛選手の絶妙の切り返しから出したパスを小林選手がワンタッチでつなぎ、最後は齋藤学選手が決めて追加点を奪い、24分にもゴール前でパスをつないで阿部浩之選手が3点目を奪いました。

2点目と3点目は、いずれも狭いスペースで素早くパスを回してFC東京の守備をほんろうする、これぞフロンターレという鮮やかな攻撃で一方的な展開に持ち込みました。

特に14日夜の試合ではフロンターレの選手たちの気迫あふれるプレーも目立ち、鬼木達監督は「勝っても負けてもターニングポイントにしたいと思っていた試合だった。前面に気持ちを出していけるようにチームとして取り組んだ結果だと思う。選手が怖がることなく突き進んでくれた」と闘志を出した戦いぶりをたたえていました。

一方、FC東京は今シーズン初めて3点を失って敗れました。長谷川健太監督は「正々堂々と戦って散った。しかし、これまで積み上げた勝ち点はフロックではないし、1戦1戦残りの試合を戦いたい」と切り替えていました。

この結果、J1は首位のFC東京が勝ち点「39」。2位のF・マリノスが「36」。多摩川クラシコに勝利した3位のフロンターレが「35」。そして、4位の鹿島アントラーズが「34」で続く展開となりました。このうち、フロンターレとアントラーズはともに1試合多く残していて、優勝争いは数字以上に激しくなってきました。