水泳世界選手権 乾・吉田ペアは4位 デュエット テクニカル

水泳世界選手権 乾・吉田ペアは4位 デュエット テクニカル
水泳の世界選手権、アーティスティックスイミングのデュエット、テクニカルルーティンは決勝が行われ、日本の乾友紀子選手と吉田萌選手のペアは4位でメダルには届きませんでした。
韓国のクワンジュ(光州)で12日から開かれている水泳の世界選手権は14日、アーティスティックスイミングのデュエット、テクニカルルーティン決勝が行われました。

大会初日の予選で4位だった乾・吉田ペアと3位のウクライナとの差はわずか0.14で、決勝では予選で及ばなかった演技の「印象度」などを高めることがメダル獲得へのポイントとみられていました。

乾・吉田ペアの演技は、ひょうきんであわてんぼうの忍者をイメージした「くのいち桜吹雪」です。

決勝は序盤から高さのあるリフトを見せて勢いに乗りましたが、中盤、わずかに同調性が乱れました。それでもテンポの速い足技が続く終盤を大きなミスなくまとめ、得点は予選を上回る92.1116をマークし、この時点でロシアに次いで2位につけました。

しかし、このあと演技した中国とウクライナに抜かれて乾・吉田ペアは4位となり、この種目、日本勢2大会ぶりのメダルには届きませんでした。

優勝はロシアのスベトラーナ・コレスニチェンコ選手とスベトラーナ・ロマーシナ選手のペアで95.9010でロシア勢として大会9連覇を達成しました。2位は中国、3位はウクライナでした。

乾・吉田ペアは決勝で規定要素の得点が伸びず、ウクライナとの差は0.4731と予選よりも広がり、東京オリンピックで目標とするメダルに向け課題を残しました。

また14日は8人で泳ぐチームのテクニカルルーティンの予選が行われ、日本はロシア、中国、ウクライナに次ぐ4位で16日の決勝に進みました。

乾「最後まで求め続けたい」 吉田「緊張した」

目標としていたメダルには届かず、乾選手は「規定要素を冷静にやりながら、それ以外の演技でメリハリをつける難しさがあった。もう少し高い得点を出したかったが、少しでも演技をよくするために最後まで求め続けていきたい」とデュエットのフリールーティンに向けて気持ちを切り替えていました。

また、吉田選手は初めての経験となった世界選手権の決勝の舞台について「予選と違って熱気があふれ、人がたくさんいたので緊張した」と話しました。そのうえで「勢いよく元気に泳ぐことを意識したが、足技の高さの差がよく見えてしまった」と悔やしそうに話しました。

井村ヘッドコーチ「規定要素外してはだめ」

アーティスティックスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチは予選よりも規定要素の得点が伸びず、3位のウクライナとの差が開いたことについて「日本は規定要素を外してはだめ。吉田選手は乾選手の足技の高さにあわせないといけないが、高さの差が見えてしまった。いちばん見えてはいけないところが見えてしまった」と課題をあげました。

そのうえで「どこかで流れを覆さないと流されっぱなしになる。フリールーティンでは、演技の構成がいいのでその部分を全面に出したい」と話しました。