仏 宇宙空間の防衛能力確保で司令部創設へ

仏 宇宙空間の防衛能力確保で司令部創設へ
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フランスのマクロン大統領は宇宙空間での防衛能力を確保するため、宇宙戦略を統括する司令部を新たに創設する方針を示しました。中国やロシアに対抗するため、アメリカも宇宙での軍事力の強化に乗り出すなか、ヨーロッパの防衛戦略をけん引するねらいがあるとみられます。
フランスのマクロン大統領は13日、国防省で演説し、「宇宙空間での開発と能力の強化を目指す」と述べ、ことし9月に、空軍内に宇宙戦略を統括する司令部を創設する方針を示しました。

そのうえで「宇宙空間に関する知識を深め、積極的な手段も含めて、われわれの人工衛星をよりよく守ることができるようにする」と述べ、今後、攻撃的な手段も含めて防衛能力を強化する考えを示しました。

宇宙空間では軍事的に重要な衛星を攻撃する兵器の開発を進めるロシアや中国に対抗するため、アメリカのトランプ政権が来年までに「宇宙軍」の創設を目指すなど、軍拡競争が加速しています。

マクロン大統領はヨーロッパの安全保障をアメリカに頼るべきではないとして、ヨーロッパ独自の軍の必要性を繰り返し主張していて、宇宙戦略を統括する司令部の創設によって、宇宙空間でのヨーロッパの防衛戦略をけん引するねらいがあるとみられます。