キューバ 中国製鉄道車両が運行 中ロが影響力強化

キューバ 中国製鉄道車両が運行 中ロが影響力強化
カリブ海のキューバでは、中国が製造した鉄道車両の運行が島を横断する鉄道路線で始まりました。アメリカのトランプ政権がキューバへの圧力を強める中、中国やロシアが鉄道などの社会基盤の整備を通じて影響力を強めています。
キューバ共産党の機関紙「グランマ」によりますと13日、島を横断する鉄道路線で、中国製の12両編成の車両の運行が始まりました。

車両は、5月に中国から到着した80両のうちの一部で、青色の車体に3本の白い線が入っていて、一等車には冷房設備があります。

早速、大きな荷物を持った市民が次々と車両に乗り込み、乗客の一人は「これまでの車両と全く違います。より快適できれいです」と喜びいっぱいに話していました。

キューバの鉄道は、1837年にサトウキビの運搬用として開通し、長年にわたり安価な交通手段として広く利用されてきましたが、厳しい財政状況のもと、老朽化が課題となっていました。

今回の契約はキューバ政府と中国の国有企業とのあいだで結ばれ、最終的には200両以上の車両が届くということです。

キューバをめぐっては、ロシアも機関車や新たな通信システムの提供など10億ドル規模の事業を進めることで合意していて、アメリカのトランプ政権が、ベネズエラとの密接な関係などを理由にキューバへの圧力を強める中、中ロ両国がキューバへの影響力を強めています。