八村塁 期待どおりの実力示す NBA若手参加リーグで

八村塁 期待どおりの実力示す NBA若手参加リーグで
NBA=アメリカプロバスケットボール、ウィザーズの八村塁選手は、若手選手が主に参加するサマーリーグのすべての試合を終えました。複数のポジションをこなした八村選手は、攻守ともにゴール下だけでなく、ゴールから距離のある場所でもNBAでも通用する能力の高さを見せ、日本選手で初めてドラフト1巡目で指名された期待どおりの実力を示しました。
サマーリーグは、NBAの若手選手のほか、下部リーグや海外からNBAの契約を目指す選手たちが全30チームとして参加します。NBAの主力選手は出場していないものの、先月のドラフトで上位指名された選手たちもいるチームを相手にするだけに八村選手がどのようなプレーを見せるのか、大きな注目が集まっていました。

八村選手は大学時代、ゴールに近いところでも遠いところでも力を発揮できるのが強みで、サマーリーグでも3試合に出場して、ゴールすぐ下の攻撃や守備を担うセンターや、本来のポジションであるゴール周辺の動きとともに外からのシュートも期待されるフォワードを任されました。

最初の2試合ではゴール下で攻守ともに力を発揮し、持ち前の当たりの強さを生かしてシュートを決めたほか、相手選手のシュートをブロックするプレーを見せました。

一方で、ゴールから距離のあるミドルシュートやスリーポイントシュートをなかなか決めることができず、シュートの成功率は40%ほどと、大学の最後のシーズンに比べて20%近く低い結果でした。

しかし出場3試合目のホークス戦ではミドルシュートを前半から決めたほか、スリーポイントシュートも、サマーリーグで初めて成功させました。この試合ではシュートの成功率が70%を超えて両チーム最多の25得点をあげ、ゴール下だけでなく、離れた場所でも活躍できるみずからの強みを発揮、NBAでも通用する実力を示しました。

八村選手は、「結果が出せてよかった。これまでと同じようにプレーすることを心がけた。大学と比べて連戦が続く中でパフォーマンスを維持するための体の調整のしかたなどを学ぶことができた」と、手応えを口にしました。

ウィザーズはフォワードやセンターに不安を抱えており、スコット・ブルックスヘッドコーチは八村選手について、「彼はいい選手だし、努力を怠らない姿勢も気に入っている。チームにもすぐに適応してくれると思う」と高く評価しています。

八村選手はこのあと、日本に帰国して体を休めた後、8月に中国で開幕するワールドカップに向けた日本代表の合宿に合流する予定です。

ワールドカップでは1次ラウンドでアメリカと対戦する日本。アメリカはNBAの各チームの主力をそろえてくるとみられるだけに、八村選手が、1年目のシーズンを前にトップ選手たちを相手にどこまで渡り合えるか注目されます。