NYマンハッタンで大規模停電 “テロではない”市長

NYマンハッタンで大規模停電 “テロではない”市長
アメリカ、ニューヨークのマンハッタンの広い範囲で13日夜、停電が起き、エレベーターに閉じ込められる人が出ているほか、地下鉄の一部が止まるなど影響が出ています。
ニューヨークのマンハッタンの広い範囲で、13日午後6時半すぎ、日本時間の14日午前7時半すぎ、突然、停電が起き、日本時間の午前11時半現在も、停電が続いています。

電力会社のホームページによりますと、タイムズスクエア周辺の住宅やレストランなど5万戸以上が停電していて、地元の消防は、ビルのエレベーターに閉じ込められた人たちの救助活動にあたっています。

また、この停電の影響で、マンハッタンの西側を走る地下鉄の一部の路線が止まっていて、駅構内に立ち入ることができなくなっているほか、あちこちで道路の信号機の明かりが消え、市民や観光客が歩道で立ち尽くしたり、懐中電灯を手に道路を照らしながら歩く姿が見られました。

名古屋からミュージカルを見るためにニューヨークを訪れたという60代の日本人女性は「並んで開場を待っている最中に停電になりました。楽しみにしていた演劇が中止になってがっかりです」と話していました。

ニューヨークのデブラシオ市長は「技術的な問題が原因だ」としてテロなどの事件性はないと強調しています。電力会社は、復旧を急ぐとともに、停電の原因を調べています。

J・ロペスさん コンサート中止「とても悲しい」

停電が起きた当時、ニューヨークの繁華街にある大型イベント会場、マディソン・スクエア・ガーデンでは、歌手のジェニファー・ロペスさんのコンサートが開かれていました。

地元メディアによりますと、会場にはおよそ2万人の観客がいたということですが、停電が起きたため、観客は建物の外に避難したということです。

ロペスさんは楽屋からソーシャルメディアに動画を投稿し「停電が起きたのでステージから降りるよう指示されました。コンサートは延期されると思います。このようなことが起きてとても悲しいです」とファンにメッセージを送りました。

NYでは過去に同じ日に停電

ニューヨークは、過去にも何度か大規模な停電に見舞われたことがあり、42年前(1977年)には今回と同じ7月13日に大停電が起きました。

その際には、市内の各所で暴動が発生し、商店が襲撃されたり、放火されたりするなどの被害が広がりました。

地元メディアは、今回の停電では大きな騒ぎは起きておらず、42年前と違って市民が冷静に対応していると伝えています。

観光客 懐中電灯を手に歩く姿も

マンハッタン中心部の繁華街、タイムズスクエアでは、ふだんは大型ディスプレーが通りを明るく照らしますが、停電の影響で一部が消え、周辺のビルも明かりが消えて真っ暗になりました。

また劇場が立ち並ぶブロードウェイは、停電が起きた当時、土曜日の夜ということもあってミュージカルの開演を待つたくさんの観光客で賑わっていましたが、舞台も中止になり、肩を落として立ち去る人も多くいました。

通りを歩く観光客の中には、懐中電灯を手に、道路を照らしながら歩く姿も見られ、混乱した様子でした。